手入れをする

アトリエの草刈りをしました。
2ヶ月何もしないでいたら伸びる伸びる。
草がノビル。
8月を前にズバッと整えたいと思い、お天気の中、刈りまくりました。
流れまくる汗。
メガネに滴る汗。
首に巻いたタオルを重くする汗。
汗、あせ、アセ、ASE!
1時間も作業したら息も絶え絶え、あれ?これってもしや熱中症一歩手前?!
かと錯覚するくらい自分との戦いが深まってきたので無理せず休憩。
ドクドクと波打つ鼓動、心臓。
身体にまとわりつくTシャツ。
氷をたっぷり入れた麦茶が美味しいのなんのって!
ゴーシュに来てくれた方の半分くらいから聞こえてくる声を思い出す。

「お庭の手入れ、大変でしょう」

いえいえなんの、そんなことはありません。
暮らしの場であり、仕事の場であるこの場所を自分で手入れできるなんて、
本当に楽しいことなのです。

「ポジティブなことばかり言う人なんて、なんかちょっとほんとですかー?!」

なんて思うちょいとブラックな僕もいたりするのですが、ここは声を大にして言いたい。
お庭の手入れ、超楽しいです。
炎天下の作業でだって、必要なことなんだからとっても楽しい。

独立するとき考えていたことのひとつにこんなことがあります。
「自分で使う場所は自分で掃除する。それができる範囲で仕事をしたい。」
仕事の規模が大きくなればなるほど、この思いは叶わなくなるかもしれないのだけれど、そうなのであれば、そこまで規模は大きくならなくっていいような気がしています。
たくさんのお金は得られなくっても、ちゃんと奥さんや家族が笑顔で暮らせる環境が作れればそれでいい。
それ以上に望むことなんてないかもしれない。
もちろん、作り手としてもっと世に出て行きたいし、手織りをする楽しさをもっとたくさんの人に伝えていきたい。
でも、忙しくなることでその根っこにある日々の暮らしを共にしてくれる人たちを笑顔にできないようなら、その仕事の仕方はもしかしたら間違っているのかもしれない。
だから、そうならないようにちゃんと、ちゃんとしていきたい。

だから、大きな声でもう一回言っちゃう。

お庭の手入れ、ちょう楽しかったぜー!!!!!
(まだまだ手入れするところ、たくさんあるけど)

佐々木洋品店さんのブログがいい感じ

そろそろブログ書きたいなー、と思い書くネタをあれこれ思い浮かべながらゆっくり半身浴してみたりしていたら、すっかり気合いも緩んでネットサーフィン。
少し前に知ったこちらの作り手さんが書いているブログがとってもいい感じで、ちらちら読ませていただいています。

佐々木洋品店さんのブログ  →   ◯◯◯

僕も古着好きですし、手織りを始めるきっかけは刺繍から糸に興味を持ったから。
なにやら勝手に共通項を感じたりしております。
そして何より、文章のリアリティといいますか、力の抜け方といいますか、そのまんま感といいますか、読んでいてとても心地よく、また、ふむふむ、と学ばせていただくこともありつつ、ついつい入り込んで読んでしまいます。
いわゆるメディアで知られている方々の発信される「これからの時代をよりよく生きるには!」みたいなビジネスなにやらの情報も興味深く拝読しているのですが、やっぱり佐々木さんみたいな文章、スタンス、規模感、好きだなー。
単純に親近感なんでしょうか。
ご夫婦で物作りしていらっしゃるあたりもなんか、いいですよね。
会ったことないのに、もはや出会った感高め。

ブログ力、文章力、伝える力ってすごい。

上海

初めての上海はなんというか、中国の力強さを感じさせられたような、常識という価値観の違いを見せつけられたというか、とても興味深い体験がたくさんありました。
それはそうとして、滞在の目的はジュコさんが参加する展示会への同行。
こちららもまた、とても感じることが多い時間でした。
いわゆるアパレル合同展示会という場に久しぶりに行ったのですが、これまでとは立場が違い、参加する側の一員です。
そして、僕も小さいながらもブランドを運営する身としての意識もありながらの滞在。
いろいろと考えざるを得ない場でした。

半年に一度のペースで繰り返される新作発表。
それぞれが意志をもってそれぞれの表現をし、一斉に同じ場で、バイヤーさんたちに、来場者に、伝える。
ブースを回っていると、ある程度ビジュアルの作り方にフォーマットのような物が見えてきます。
一見するとそれは似たり寄ったりに感じがちですが、それは見方を変えれば、それが一番伝わりやすい手段なのかもしれません。
伝えるということは他者を意識することであり、経済活動の中でそれを行う場合、往々にして自らの出発点を見失うことも起こりえます。
あれをしたい、これをしたい。
でも、そうすると伝わりにくいからこうしよう、ああしよう。
そうしていつの間にか、やりたかったことがどんどん変わっていく。
それはそれでとても必要なことだし、実際に僕も「人と共有したい」欲が年々高まって今があります。
人に伝わる表現が僕のしたい表現です。って胸を張って言いたい。
でも、織りを始めた頃はそんなことまったく考えもせず、それこそ無邪気に織りまくっていました。
用途もなにも考えずに、気の向くままに織っていました。
その時間があったからこそ、今は自然と人の為になる物が織りたくなったのだと思います。
今の日本で生きていくには、経済性は絶対に必要ですし、手織りで生きていきたい、という人にはゴーシュとしてできる限り力になりたい。
でも、経済活動は別として、手織りを暮らしの一部として取り入れていくことだって、充分手織りとともに生きていくことだと思います。
だから、ゴーシュで手織りをする人たちには本当に自分が織りたい物を織って欲しいと思いました。
チェックだって無地だっていいんです。
売れるような物はどんなだろうなって考えて織ったっていいと思う。
すごく難しくって、僕にもわからないけど。
でも、そうして織りたいと思った物を織りたいように織っていって、自然といつの間にか自分の織りたい物、やりたいことが見つかったらいいんだと思う。
だから、ゴーシュでは本当に自由に織って欲しいし、自由に織れるお手伝いがしたい。
ゴーシュをそんな場にしていきたい。
展示会場を回りながら、そんなことを考えていました。

上海、行ってよかったな。

また行きたい。

ジュコさん

さて、今日は何を書こうかな〜、この前は食レポだったしな〜、なんて思いながら書く前に奥さん(ジュコさん)のブログを読んでみました。
なかなかブログ書けないけれど最近アップした、なんて言ってたし、どれどれ、なんて軽い気持ちで。
そうしたら、いや、なんというか、改めて心の底に落ち着く言葉が多くって。
出会って一年で結婚して、一緒に暮らすようになって9ヶ月。
毎日一緒にいるようになり、見えなかった部分もたくさん知るようになりました。
同じ物作りを生業とする僕たち。
でも、仕事の仕方は全然違います。
僕は、最初から最後まで制作は自分一人でしています。
一方ジュコさんは靴作りにおいて、職人さんやスタッフさんたちとのやり取りが欠かせません。
僕にとってのジュコさんは、とってもチャーミングで、裏表がなくって、誰に対しても全力で、愛情の塊みたいな人。
家族になってから、一緒に重ねる日常がそのことを伝えてくれています。

僕たちは、毎朝つくば駅に向かう車の中で、家路に向かう帰りの車の中で、ご飯を食べながら、お茶をしながら、いつもお互いの仕事の話をしています。
そうして、僕の中のジュコさんがどんどん彩りを増していきます。
でも、久しぶりに活字の状態からジュコさんの想いを知って。
あぁ、この人は出会った頃から何も変わっていない。
本当に芯のしっかりとした人。
ジュコさんはジュコさんのままなんだな。
凛とした姿勢で今も変わらず生きている。
そう想いました。
反面、僕はもう、ブログで食レポって、、、もっと書くべきこと、伝えるべきことがあるだろうに、なんてちょっと反省。
いろいろ考えて書いていても、書く方も読む方も疲れちゃうよなーなんて思っていたりするのですが、それでも、真剣な言葉というのはちゃんと相手に届くんですよね。真剣な姿勢は必ず伝わるんですよね。
改めて、教えてもらいました。
ジュコさんのことも書いているから、何度も何度も読み返しながらここまで書きました。(こんな短いのにいつの間にか1時間)
変な文になってないといいな。
ちゃんと伝わるといいな。
アトリエゴーシュのブログなのに、結局いつも僕のことばかり書いていますね。
手織りの楽しさについて、とかほんとは書かなくちゃいけないんだろうけれど。
少しずつ、色々書いていきます。
今日も、読んでくれてありがとうございます。

個展が終わって。

昨日をもって、大阪での個展が終わりました。
展示会が終わる度に色々な想いが溜まっていきます。
初めての関西での個展。
つくばからしたら結構遠いです、関西。
搬入を車でしたので、なおのこと遠さを感じましたが、それでも気持ちが動いたのならそれに従うまでよっ!という勢いと共に、やってきました。
そうして毎回、またやるぞって気持ちになります。
物作りをしていると、ふとした瞬間に物理的な距離を越えられたような、越えているような気持ちになることがあります。
それは、その場に僕がいなくとも、作品を通して、作品を伝えてくれる人を通して、僕が作品のその先にいる方々と出会っているような気持ちになるからです。

ストール一枚一枚織りながら、思うんです。
手織りは一見地道で神経をすり減らしながら行う大変な作業だと思われがちですが、そんなことないんだよーって。
とーってもおもしろくって、自由な世界だぜーって。
それはもちろん、どんな織りをしたいかによって変わってくることもあるのだけれど、僕は手織りをすればするほど、その面白さや奥深さにのめり込んでいます。
そして、これからの世の中にとっての可能性の大きさも感じています。

次の展示会は4月。
ここから春に向かって、アトリエでも少し企画を考えています。
何ができるかな。
何をやろうかな。

ご期待くださいー!

個展開始!

小さな車になんとか作品積み込んで、12:00につくばを出発してから滞在先の奈良に着いたのは21:30でした。
途中も通行止めがあるやらなんやらでドキドキしっぱなしでしたが、無事関西に着けて、搬入も終え、初日、二日目と在廊することができました。

今回の会場ディスプレイは、インテリアスタイリストもされているオーナーさんにご意見いただきながら、なるほどふむふむ、あれは?こうやってみたら?などなど普段とは違う感覚で設営しました。
女性らしい暖かな内装のギャラリーに、女性の感性を盛り込みながら男の手織り作品が並ぶ。
あんまり甘くなりすぎないように、でも、冷たい感じがしないように。
来てくれた人に、楽しい記憶を持って帰ってもらえるように。

二日間の在廊では、とても楽しく、気持ちの良い時間を過ごすことができました。
初めましての方々ばかりとお会いしましたが、みなさん気持ちの良い人たちで、オーナーさんの日々が伝わってくるようでした。

会期は今週日曜日まで。

関西方面のみなさん、この機会にbanQuet87へどうぞお運びくださいませ。

酒寄剛史 展
2018年1月27日(土)〜2月4日(日)
南堀江banQuet87
大阪府大阪市西区南堀江4-9-34 大森ビル201
090-6373-8700
12:00~18:00

 

 

 

 

雪の影響

各地に雪の影響が出ているそうですが、まさか今週末からの個展にも影響が出るとは思いませんでした。


雪下ろしだワイワイ!なんてやってる場合じゃありません。
運送会社さんが軒並み混乱していて、荷物を大阪まで届けられるか分からないそうです。
来週になれば、、、とのことですがもう個展始まってしまいますー!
ということで、レンタカーで運ぼうかと思ったらこれまたスタッドレスタイヤの機種は全て無くなっていたりなんだりと、色々とてんやわんやしはじめました、、、、。
ブログ書いている余裕もないのが正直なところですが、こんな時こそブログを書けば少しは気持ちに余裕もできるかな、、、なんて。
ひとまず作品梱包全て終わらせて、荷物サイズ確定させて、さて、それからどうするか!です。
次は落ち着いて気持ちよくブログを書けるようこれから整えるぞ!

そしてみなさん、大阪で会いましょう!

酒寄剛史 展
2018年1月27日(土)〜2月4日(日)
南堀江banQuet87 大阪府大阪市西区南堀江4-9-34 大森ビル201
12:00~18:00
※作家在廊日27(土)28(日)

 

 

 

個展出品作品

金鐘土曜日から大阪で始まる個展の準備に大わらわです。
過去の作品も手元にあるものは全て見ていただこうという試み故、あれもこれもと見直してはふむふむとなりながら、出品リストを作ったり発送用にまとめたり、苦手な作業が続いています。
がしかし、今回は関西地方初個展。
ぜひ、これまでの作品たちも見ていただきたいので、いつも以上に濃度濃いめでお届けしたい意気込みです。
「好きに使ってください」
と任せてくださった、ギャラリーオーナーさんの気持ちにも応えたい。
ということで、こんな作品たちを連れて行きます。
これを見て、「ギャラリーで実物を見たい!」という気持ちになっていただけたら!嬉しいです。

ラストスパート、頑張ります!

大阪出張

雪ですね!
雪化粧したゴーシュをお届けしようとしたのですが、うまく撮影できなかったので週末の大阪出張の様子を予定通りお届けします〜。

今回の出張の目的はtsutaeの新たなお取り引き先さまが新店舗をオープンされるということで、そのレセプションパーティーに出席することでした。
新たなスタートをご一緒させてもらえるなんて、とても光栄なことです。
その前に今後の打ち合わせをし、仕上がった店舗の中でお互いの意志共有を重ね、改めて背筋がピシッと伸びました。
そんな心地よい緊張感の中での打ち合わせを終えたあとは、老舗感たっぷりの銭湯へ!
パーティーまで時間が空いていることを告げると「いいとこあるで〜」とオススメいただき、大阪の湯へ昼から浸かってきました。

地元のおじちゃん、兄さん、いろんな人たちが結構入っていて楽しかったです。

そしてパーティー。

BRU NA BOINNE(ブルーナボイン)、大阪店です。

お花たくさん!

 


ゲストもたくさんいらしてました。

のんびりしすぎて少し遅れて行ったらですね、綺麗に並べられていたであろう美味しそうなお食事たちはそれなりになっていたので、撮っていません(笑


僕とジュコさんからは、ブルーナボインのキャラクター「ジョナパン」模様のお花を送らせていただきました。


tstuaeのストールもすっきり綺麗に並べていただきました。

手織りの作品がこうしてお店さんを通してより多くの方に知っていただけること。
人の目に触れる機会をいただけること。
ギャラリーさんでの個展では会えない方々に出会えること。
本当にありがたいことです。

atelierゴーシュでは、僕の活動を通して「手織りを仕事にしたい」と考えている方へのサポートもしていきたいと考えています。
サポートと言っても、背中を支えたり押したりこっちだよって手を引くことではなく、アトリエでの制作の場を共にすることで、志のある方へ、モノづくりをすることや続けていくこと、関わりあい方など、色々なことを共有していきたいと考えています。
それを知ることで、何か得てもらえるものがあればとても嬉しいです。
モノづくりを今まで続けてきて、手織りを始めて今に至って、どんなこれまでがあったか、これからどこへ向かっていこうとしているのか、少しずつ、断片的ではありますが書いていきます。
なんとなく、「何か」を感じてもらえたら、僕はとっても嬉しい。

 

 

 

 

ブログリハビリ

織りを始めた頃は、織ることと同じくらいブログを書きまくっていたのに、最近は「よっしゃ、書くぞ」とあれこれ考えながら書いている自分がいたりします。
そんなんで書いてもつまらんよ〜、書きたいように書いたらいいんだぜ〜、と思いながらもあれこれあれこれ、自然と「今日は何を書こうかな〜」なんて、ネタ探しやら、見つかったネタを書く順番を考えたり、、、、。
あの頃の勢いは何処へ行ったのだツヨシ?!
これが大人になったってやつなのか。
それとも大人になる過程なのか、って35のいい歳した男が何言ってんのーって自分に突っ込んでみたりして。
こうしてぽちぽちキーボードを叩きながら、なんとなく感覚を戻していけばちゃんと前に進めるのかな。
戻していくのに前に進む、ってなんかうまいこと言ってませんか?
ふふふのふ。

織ることと同じくらい、文を書くことも好きでした。
本を読むことも好き。
小学生の時、スーパーファミコンが欲しくってねだりまくっていたら「本100冊読んだら買ってあげる!」と両親からお題が出たので100冊読んで(漫画抜き)買ってもらいました。

こんな実ない内容も少しずつまとまりが出てきて、お付き合いしてくれる人も増えていって、いつかゴーシュに来てくれた体験さんが「ブログいつも読んでます」なんて言ってくれたらこれはもう、感無量です。

5年ほど前に制作したリメイクトートバック。
大阪での個展に出品します。
何も入れてなくてもすでに重い。