可能性について 2019.06.07 ゴーシュは、色々な可能性を感じられる場所でありたいと思っています。暮らしのものを自分で作ることができること。こうじゃなきゃいけない、なんて実は何もないこと。上手にする必要なんて何もないこと。それは手織りはもちろん、日々の暮らしだってそうだということ。自分の好きなことを仕事にしていくということ。心地いい暮らしをするということ。大切な人を幸せにするということ。知りたいと思った情報があるということ。今まで出会えなかった人たちと出会えるということ。自分の居場所がある思えること。自分で選んで決めることができるということ。これからも楽しく生きていけると思えるということ。もうすぐゴーシュは2周年です。今、集ってくださる方々がどうすればもっと楽に、楽しく、無理なく手織りを続けていけるようになるか。暮らしの一部として、手織りを続けていけるのか。ゴーシュを始める前に考えた仕組みが、このままずっと通用するとは思っていなくって、その時々で柔軟に変化させていきたいと考えています。僕自身の手織り作家としての製作もどんどん変化していますし、その活動もしっかりと深め、飛躍させていくことが、結果的にゴーシュの可能性のひとつになると思っています。以前、「手織りでご飯を食べていきたいんです」という方が相談に来てくれました。その時僕は手織りを初めて8年、ゴーシュを初めて1年目でした。そんな想いを持っている方がいて、僕みたいなのを見つけてくれて、相談に来てくれる。続けていてよかった。本当に、そう思いました。