読書 2020.06.13 写真家 幡野広志さんの本を読んでいます。35歳で治らないがんになり、余命3年の宣告を受けておられる方です。1冊目「ぼくが子どものころ、欲しかった親になる。」は母から勧められて、2冊目は、ゴーシュの本棚にあった前述の本を見て、こちらもぜひ、と貸してくださったメンバーさんから。読みたいと思って手に取った本が溜まりに溜まってなかなか減らず、読みたい本ばかりが増えて、読んだ本が増えない僕ですが、幡野さんの本は読み続けずにはいられませんでした。もちろん面識なんてありませんし、メディアで拝見したこともありません。ブログやSNSすら見ていません。でも、読まずにはいられませんでした。感情が、記憶が途切れる前に1冊を通してしっかりと読みたかった。不思議な感覚でした。先日ネットで見かけて強く興味を持った方の書籍を、すぐさまamazonで購入しました。これは読みたい、これからの自分に必要な気がする!と読み始めたのですが、どうにもページが進みません。いつも見える場所に置いて、毎日触れるのですが、なかなか速度はあがりません。どちらの本も、著者ご本人の経験、知識、感情、想い、意志がこもった人間味のある内容であるはずなのに。つよいことば、やさしいことば。いきていることば。にんげんのことば。本は、今も変わらず僕に僕を教えてくれる存在です。