マスクについて

先日の展示会でとある出来事があったので、改めてゴーシュの考えをお伝えしておきますね。
atelierゴーシュではマスクの着用は特に求めておりません。昨年の9月くらいから僕もゴーシュではマスクをしなくなりましたし、ご来場の方々にも「マスクはしてもしなくても大丈夫です。気持ちが楽なようにしてくださいね。」とお伝えしていました。マスクを外そう、と言うつもりもありませんし、マスクをしている方に対する特別な感情もありません。コロナうんぬんじゃなく、今の時期でいえば花粉症かもしれませんし、お顔周りにちょっと気になることがあるのかもしれません。人それぞれ状況や考え方が違うのだから、それでいいし、そのことが自然と肯定される環境でありたいと考えています。とは言え、価値観がとても多様になっている昨今。寄り添う気持ちは無くしたくないと思っていまして、それが冒頭のとある出来事に起因しています。展示会ではマスクをしているスタッフもいれば、していない人もいる。ご来場の方々も、同じようにしている人していない人、人それぞれでした。街の雰囲気もそれで違和感ない雰囲気でしたし、僕自身ノーマスクでお店に入ったり電車に乗ったりしても、特に視線を感じるようなこともありませんでした。そんな中、マスクをして入場された一人の女性の方がちょっとよそよそしい。知り合いではないのでそれもそうかと言えば、そうでもないちょっと周りを気にしながらラックのお洋服やストールたちを見ている感じ。どうしたんだろう、と思いお声がけしました。(僕、ノーマスク)「気にせず着てみたり、羽織ったりしてみてくださいね。」そうすると、身体を少し後ろに引いて「私、持病があるのでマスクしてない方とは距離を取っているんです、、、。」
僕はまったく想像していなかった返答に、「、、、すみません、、、、!」としか言えませんでした。
「もっと色々みたいんですけど、、、ごめんなさい、、、、!」と帰られたその方。会場はちょうど賑わっていて、その賑わいが入りやすさもありつつ、でもその方には落ち着いて見ることのできない環境になってしまっていたのだと思います。(会場にはマスク、ノーマスクの方色々でした)色んな人がいる、ということは分かっているはずだったのに、僕は分かっていませんでした。
なので、ゴーシュでは変わらずノーマスクで大丈夫の場としつつ、僕も基本はノーマスクなのですが、体調に不安のある方かどうか、僕がおや?と感じられた方には「僕、ノーマスクでいて大丈夫ですか?」とお伺いしようと思っています。聞かずに感じられたらいいのですが、なかなか難しいですし、ならば元からマスクしていたらいいかといえば、やっぱり僕にとってマスクは少し苦しかったりします。最初の1~2年はできたのですが、今年はもうしんどくなってしまったんですね。僕自身の体調のこともありつつ、でも思いやりや寄り添う気持ちを忘れずにいたいので、まずは質問形式にさせていただいて、もし、マスクが必要な方が体験ご希望であれば、ご予約の際にその旨お知らせください。その時はお互い無理がない形で場を保てたらいいなぁと考えています。
今月は土曜日も体験ご予約受け付けております。
これまでお会いできなかった方々にもお会いできたら嬉しいです。