子育てにて思うこと

暮らしの中で息子を抱いている時間が増えて、頭を動かしている時間が増えました。手が抱っこするのに塞がっているというだけの理由なのですが、それがどうしてなかなか貴重な時間だったりしています。
腕の中に収まる大きさってほんと今だけで、あっという間に大きくなるんだろうなー、と楽しみであり、早くも寂しさも少し感じてしまったり。
時間、場所を問わず泣き出すことも、すっごく可愛く、愛おしいことなんですね。初めての感情を楽しんでいます。

そんな中で思い出すことは、前職の工房時代。
乳飲み子を抱いて織りに来てくださるメンバーさんがいました。
おんぶしながらカッタンコトン。シャトルを飛ばしてスー、トントン。
心地いいリズムで織りながら、時にオムツを換えに、お乳をあげに、すっと席を外しつつ、定期的に通ってくださっていました。
その方は引っ越しを機に退会されたのですが、その時いただいたメッセージがふと浮かんできました。

「自分の自由にできる手織りと出会えたことで、工房に来る時間があったことで、目の前の暮らしばかりにならずに済んでとても救われました。」

今になって、感慨深く思い出されます。

酒寄家に子どもが産まれてまだ二ヶ月ですが、これまでとはまったく違う日々になりました。すべてが子ども中心で、ご飯を食べることも、お風呂も寝る時間も、外出先も、出かけるタイミングも、本当に全部子ども中心。
先輩方から「思う存分子どもに振り回されてね^^」と言われていましたが、このことかー!と夫婦で笑っています。
そうして、僕たち夫婦は笑えていますが、子育てがしんどくなってしまうご夫婦や、お母さんがいるであろうことも、容易に想像できるようになりました。
あの時のメンバーさんの私生活がどんな状況だったかは分かりませんが、工房の時間を大切に感じてくださっていたことはとても伝わって来ていて、今思い出しても、やっぱりそうだったなぁと感じます。

前の職場は吉祥寺と自由が丘。人口も多いし、その分色んな人たちがいるわけですが、もしかしたらつくばにも同じような方がいるのでは?
赤ちゃんがいる日々で、楽しくってとっても幸せなんだけれど、それでも少し疲れてしまう時ってあると思うんです。
そんな方がふと息抜きをできたり、自分の楽しみができる場所のひとつに、ゴーシュもなれたりしないかな。
ゴーシュの仕組みの中で何かできることはないかな、とあれこれ考えています。
思いついたが吉日、やってみなくちゃわからない!
ということで、ひとまずどんな形でできるかすぐにまとめてスタートしてみますね。
こちらブログと、インスタグラムで内容お伝えして参ります。
いつも気にかけてくださり、ありがとうございます。