手作りゴジラ 2024.03.14 ゴジラー1.0の山崎貴監督が米アカデミー賞で視覚効果賞を受賞したとのこと。その関連インタビューで興味深い監督の言葉がありました。「AIの技術はすごいけどなんか気持ち悪い。根本的な感性が違うから、すごくいいんだけどなんか変。」「ある日気付いたら重要な技術のひとつになって、僕らの仕事がなくなるかもしれないけれど、何かを判断できる人間で居続けたい。」「手作りのものを重ねて、色んな議論をして最終的に出てきたものは非常に評判がいい。人間の思いは映像に映ると信じている。そのことは大事にしていきたい。」朝日新聞の記事を要約、抜粋させてもらったのですが、僕もこの考え方に本当に納得していいます。興味を持ったものに対して色んな情報を得ていくと、もっと好きになる時と、あれれ?なんか違うかもしれない、、、となることがあって、AI技術に対しても同じことが言えるんだろうな、という気持ち。チャットGPTも人の代わりに働いてくれる配膳ロボットも、色んなことが進化のひとつだからいいことだと思うのですが、だからと言って、相談を聞いてくれる生身の、揺れ動く感情を宿した人間の友人がいなくていいのか、というとそんなのさみしい!って思っちゃうし、「お待たせしました〜!」って笑顔で料理を持ってきてくれるスタッフさんがいるご飯屋さんに僕は行きたい。いつも感じのいいスタッフさんがちょっといつもと違ったら、そんな日もあるよね、ってちょっと気にしたい。そんなことを思ったりしているもので、監督の言葉はそうだよな〜!と思いながら読んでいました。”判断できる人間でいる。”それはつまり、自分の価値観を持つことだったり、人と関わり合って社会の価値観を知っていることであったり、自分の違和感に蓋をしないことだったりする。と思う。もうすぐ3歳になる息子は自己主張がどんどん強くなってきて、理由が見えない”いやだいやだ”を繰り返すこともある。でも、その自己主張という主体性を無くさずにいてほしいと思う。だから、すったもんだして落ち着いた後、「いやなことをいやだって教えてくれてありがとう」と伝えるようにしている。わがままな人になっちゃっても困るよなー!と思いつつ、でも思いやりと一緒に、自分の気持ちをおざなりにしない、自分を大切にできる人になってほしいと思っている。ちょっと話がずれたけれど、世界に認められた人から”手作り”という言葉が出てきたことが嬉しくって書き残してみました。
3月13日 2024.03.13 最近は月末に迫ったtsutaeの展示会準備が大詰めを迎えています。とは言いつつ、ゴーシュは変わらず穏やかなので、バタバタすることなく?過ごしています。昨年はできなかった酒寄家恒例のキムチ作りを友人一家としたり、保育園の活動に勤しんだり、息子と動物園に行ったり。そうそう、先週は少し遅めになってしまいましたが、手前味噌の仕込みをしましたよ。まだ寒い日も多いから大丈夫かな?!ひとまずやってみよう!と、いつもより倍の量の麹を入れて仕込みました。来月で3歳の息子も一緒に味噌玉をにぎにぎしながら、琺瑯に詰めて、どんなお味噌ができるかなー、とワクワク。晴れた日は”洗濯物がよく乾くぞ〜!”とか、”お布団もふかふかに干せるな〜!とか、日常の当たり前のことがとても嬉しく感じられる最近です。13年前の3.11のことを思い出したりもしました。”忘れる”ということは人間が生きていくために必要な力だと思っていますが、やっぱり忘れてはいけないことがたくさんあって、それは忘れたくないことでもあって、だから、新聞やネットのメディアでも当時の出来事を伝えてくれている事実が有難いです。辛い記憶を話してくれている方々がたくさんいて、そこには”もう同じ思いをする人がいないでほしい”という祈りがあって、でも、やっぱり不測の事態は起こるもので、だからこそなおさら、毎日をやさしい気持ちで家族や仲間たちと、世の中と重ねていけるように、ありがとうやごめんねや、おいしいね、うれしいね、を伝え合っていきたい。
電話番号、変わります。 2024.02.22 本日2024年2月22日以降 、atelierゴーシュへのお問い合わせ、体験ご予約などの以下番号へお電話ください。atelierゴーシュ029-811-6667電話番号が変わるなんて、まずもってなかなかないことなのですが、JUCOさん(奥さんのクツブランド!)のアトリエ移転をキッカケにゴーシュの仕組みも少しずつ変わっていくことになりました。そのひとつが今回の電話番号変更だったりします。昨年はJUCO(ジュコ)さんのアトリエ物件探しから始まって、年末はいよいよ天井や壁を仲間達と塗ったり、床を剥がしたりと空間作りの楽しさや大変さを体感しました。でもでも、やっぱり楽しさの方が圧倒的に勝っていて、場所(立地)や空間のエネルギーをたっくさん感じました。ゴーシュの空間はもちろん大好きなのですが、やりたいことに対する見え方が年々変わってくる中で、新たな表現の選択肢が増えてきています。手で織るコトを伝えるゴーシュと、手で織られたモノを伝えるtsutaeの活動。色んなことを感じながら、その時々のベストを見つけていきますー!
2024.02.22 ※ゴーシュの電話番号が変わりました。2024年2月22日以降は以下よりご予約、お問い合わせくださいませ。atelierゴーシュ029-811-6667※2024年1月より毎週土曜日午前中(9:00~12:00)をオープンします。 ※臨時のお休み3/26 (火)~30 (土) 東京出張4/2 (火) ~6 (土) 大阪出張4/9 (火) 東京出張 2023.9.3 更新<スタッフ募集> ※ただいま募集は休止していますが、ご興味ある方はご一報ください。・業務内容 atelierゴーシュやtsutaeの運営に関わること全般 ※tsutae(酒寄剛史が運営するストールブランド) https://tsutae.link・応募条件 ゴーシュを一緒に盛り上げたいと思ってくださる方 縫製(ミシン、手縫い)やものづくりをお仕事として経験のある方 ワード、エクセルを扱える方・お給料 経験、能力、実績により相談の上決定します。・勤務時間・日数 8:30~16:30の中で 3~7時間 / 1日(休憩あり)※要相談 週1~5日 (要相談)・研修期間 都合を調整しながら、ゴーシュのことを知って頂く期間を設けさせてください。・勤務地 アトリエゴーシュ つくば市並木3丁目(時にイベント出展会場)・応募の際、お知らせいただきたい内容 お名前、ご住所(詳細でなくて大丈夫です)、プロフィール、志望動機(ゴーシュでこんな働き方 をしたい、とか)、特技や苦手なこと、インスタグラムアカウント、ワード、エクセル 以外にもPhotoshop、Illustratorなどのソフトで扱えるものがあればお知らせください。 伝えておきたいことや質問があれば、そちらもぜひ。 どなたにも必ず返信させて頂きます。 メール送信後、3日以内に返信がない時は未達の可能性がありますので、お手数ですが、 再度メールを送ってください。 手織りのある豊かな日々を伝える仲間と出会えること、楽しみにしております。 2023.9.3・3名~6名さま、貸切体験承ります。(半日体験、1日体験、すべて貸切料など発生しません。)気心知れた方と、リラックスして手織りをお楽しみください。 2022.1.24・「ゴーシュのこと」体験コースを更新しました。———–
支援 2024.01.09 atelierゴーシュでは1月から3月まで、手織り体験にいらしてくれたみなさんの体験代から半額を以下、団体へ寄付することにしました。 “空飛ぶ捜索医療団ARROWS“(特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン)東日本大震災の時に知ったこの団体。国内外を問わず災害のあった現場にいち早く駆けつけ救助や現場に必要なことを行なっていて、その活動内容をメール配信やSNSで発信しています。当時、支援をさせてもらうなら繋がりのある、顔の見えるところへ、支援の先が見えるところへ、と思っていたところに友人のブランド「STOF」が支援アイテムを作って売上を寄付!と企画していて知りました。ゴーシュでは”atelierゴーシュ基金”として、毎月積み立てをしていますが、そちらと合わせて支援金として寄付して参ります。※ atelierゴーシュ基金とは2020年1月より、毎月メンバーさんから頂いている月会費と体験の方々から頂く体験代から5%をatelierゴーシュ基金として積み立てております。 社会福祉や被災者支援、心ある個人の方への支援などの活動に充てる目的としています。SNSや新聞、ニュースから、寒さを凌ず大変な思いをしている被災者の方々の姿が見られます。本当に、ほんとうに想像を超える辛さだと思います。まったく違う話なのですが、僕は肺炎になってから、呼吸ができない人の辛さや不安、恐怖を知りました。おかげで、体験したことのない辛さも、以前より想像できるようになりました。それでも、いつもの日常がなくなり、寒さも凌げず満足な食事ができない辛さは想像を超えると思います。ならばせめて、気持ちだけは保てるように。助けにいってくれる人たちが全力で助けに行けるように。できる範囲からちょっとだけ頑張って、”体験代の半額を寄付”とさせていただきました。2011年3月がそうであったように、多くの人が今、”自分には何ができるのか、何をすべきか”を考えていると思います。ゴーシュはゴーシュの日常を保ちつつ、あの時できなかったことを少しでもできるように、勤めます。みなさんも、どうか心落ち着かせ、穏やかな日々を過ごしてくださいね。何を成すにも、自身の心身、健康でないと成せないと、感じる2023年でした。今年は、成すぞー!
2024.01.02 何から書き出したらいいのか分からないのですが、何かを書き残さなくちゃいけないような気持ちでPCの前に座っている、1月2日5:46。平楽の服を探しにイーアスへ行っていた夕方、広い空間に鳴り響く地震警報。つい5分前。平楽とジュコさん、二人と二手に別れたばかりだった。「このタイミングでやってくるのか、、、、」南海トラフ、首都直下、富士山噴火、、、災害は現実に起こるものとして意識していたものの、家族と過ごし心を緩めていた大晦日、元日。不意を突かれてしまった。改めて、日々の防災、減災を高めていくべく、気持ちを引き締めました。そして行動が必要。胸が締め付けられるような、辛く苦しい感情を解いてくれるものはなんでしょうか。思いを寄せるだけでなく、僕にはやっぱり行動が必要なのだと感じています。実際に体を動かすこと、いつか、、、と思っていたことをしてみること。当たり前の日常を保つための努力をすること。家族と食事をし、土に触れること。歩くこと。その時々の感情や思考を残すこと。幸運にも大きな被害を逃れることができた者ができることは、”始めてみる”ことや”続ける”ことかもしれません。東日本大震災の時、縁ある飲食店の女将さんが言っていた言葉を思い出します。「やらない善より、やる偽善」人のためになにかをすることで、自分が満たされることは多いから、自分が必要と思うことをまずは”する”ことなのでしょうね。そのためにも、まずは自分の健康を整えたい。去年は大きく2度も体調を崩してしまいました。心身ともに健やかであるために、よりいっそう暮らしと仕事に邁進していきます!
藤野 2023.12.30 ちょいと先日藤野に行ってきましたよ。友人家族が住んでいまして、それこそコロナ前は毎年?!年末に泊まりがけで遊びに行っていたのですが、今回は1年半以上ぶりの藤野でした。人の子どもは成長が早いと言いますが、なるほど納得。大きくなった弟くんをお兄ちゃんと見間違えて、お兄ちゃんはもっと大きくなっていた!という(伝わりますか?!)びっくりから、家族が増えるんだよ〜!というハッピーなびっくりもあったり、暮らや仕事の話は尽きず、久しぶりに夜更かしをしてしまいました。藤野に行く理由は友人家族がいる、ということが一番の理由なのですが、それだけではなくって、その土地の雰囲気だったり、暮らしている人たちの感じが気持ちいい、ということもあったりします。”藤野”という地名を聞くと人それぞれに湧いてくるイメージがあると思いますが、僕のイメージは”暮らしを楽しんでいる人が多い町”という感じ。移住者が多い町とも聞くのですが、なるほど相模湖があって、山間の自然があって、空は広くて気持ちいい。都内で働きながら藤野で暮らしている、という方と友人の紹介で何人も合わせてもらっているのですが、みなさんとっても気持ちが良くって、それは毎日が充実しているからなんだろうなー!と感じます。都内に住んでいるよりはもちろん通勤に時間がかかりますが、それでも自分がどこに暮らしているか、どういう環境に身を置いているか、どこで寝て、起きているのか、それってすごく大切なことで、その日常の根っこのところを大切に、楽しんでいる、という空気感。むしろ、特別に意識を向けているわけでない、ということもあるかもしれません。それくらい、軽やかな雰囲気があって、とても気持ちがいいのです。毎回帰る時は「藤野もいいところだね〜」というセリフが出るくらい、心地いい。街の雰囲気はそこに暮らす人たちの雰囲気だから、なるほどやっぱりそういうことで、つまりその輪が自然と広がっていっての今なのだろうなー!と。機会があったらぜひ、行ってみて欲しいです。藤野、いいところですよ。
土曜日オープン 2023.12.25 coxでランチプレート作ります!の報告もなく、あっという間に年末になってしまいました(汗ランチの結果大盛況!というのは当然ながらcoxが普段から重ねてきた日々があるからで、1日だけ参加した僕としては、「飲食店ってやっぱりドラマチック!」と久しぶりの飲食業もろもろに触れ、感動しっぱなしの1日でした。その後、11月末に東京での展示会を終え、12月の頭は滋賀で初個展。その間に肺炎再発。治ったら出張干し柿屋さん。JUCO.さん(奥さんの会社)のアトリエ移転!浅草→つくば!のお引越し2DAYS。パタパタと忙しくも楽しい日々。10年後、20年後を見据えながら動いていきたいと思いながらも目の前にやってくることに、その時々の全力で向かうことしかできないよなー!と。でもそれが”充実”ってやつですよね?!なんて思いつつ。仕事も家族も自分だけの時間も、優先順位はあるのだけれど、どれもがやっぱり大切な時間だから、いつも心の中にとどめておきたいものです。そんな毎日で、形にしたいことは増える一方。そして人間ひとりでできることは限られていて、今年はこれまであれこれしていたことをお休みし、見直す一年でした。そうしてあれこれ考えつつ、来年は新たな試みをまずひとつ、始めてみます。”土曜日、午前中オープンします!”これまでは”土曜日オープンできる時はオープンします” というお伝えの仕方でしたが、来年からは”基本的に午前中はオープン” とさせていただきます。土曜日お休みが必要な時は ”臨時のお休み” として、 HPやインスタグラムでお知らせをしてまいります。午前中のみ、と、少しずつではありますが、こんな形でできることを増やしながら、ゴーシュを地域と手織りをしたい方に開いた場にしていきたいと思っています。2024年も、どうぞよろしくお願いいたします。
臨時オープン日更新 2023.10.31 ずいぶん久しぶりになってしまいました。まずは本題からいきましょう!年内の土曜日オープン日を更新しました。11/4(土)、11/18(土)12/9(土)、12/16(土)、12/23(土)(”お知らせ”でもご覧いただけます。)平日だけじゃ手織りしてみたくてもできないよ〜という方はぜひ、このタイミングでいらしてください^^さて、毎年のことではあるのですが、9月後半からtsutae(ツタエ・僕の手織りストールブランド)の展示会が始まって出張で大阪、東京に行ったり、日々の制作が立て込んできたり、とバタバタの日々。そして家族の行事は息子の夏まつりや運動会、伝統芸能を見る会やクラス会、おやじの会、、、、。言葉も行動範囲も増えていく2歳半の息子からは全部の意味で目が離せず。やりたい事とやらなくちゃいけない事の境目なんてない日々は”充実”という言葉そのものなのですが、目の前のことに向き合いつつ、視線はちょっと先の3〜5年後くらいのことを見ていくくらいの余裕は持ちたいものです。なかなか思い通りにはいかないものですが、せめて気持ちくらいは!ということで書き出すことから再スタート。今週金曜から始まる展示会。毎年夫婦展を企画してくれているシンゴスターリビングでの開催です。今回はなんとですね、11月5日(日)に酒寄家の食卓と題してランチプレートを作ることになりました。(シンゴスターさんの隣はcoxというカフェなのです)お祭りのようでとっても楽しみなのですが、飲食業から離れてもう15年くらいでしょうか。日々のご飯や集まりでは料理を続けていますが、いかんせん離れていますのでドキドキものです。このことが友人知人との話題になっても「来なくていいからね!」と笑って伝えています。でもでも、このブログを見てくださっているゴーシュファンのそこのあなた!あなたには来てほしい!そして、「ブログ見てるよ〜」と知らせて欲しいです!coxのキッチンでワタワタしながら大きな声で「ありがとうございますーっ!」ってお礼します!
夏も終わりますね 2023.09.11 パタパタとしながら毎日何かしらをしていてあっという間に8月が終わってしまいました。そして9月も中盤。来月から始まるtsutaeの展示会に向けて、最近はその準備に追われています。半年に一回やってくるイベントではあるのですが、毎回更新することがあったり、当然織っているものが違ったり、同じことの繰り返しにはならないので、どうしても”追われる”ようなタイトスケジュールになってしまいます。ゴーシュの活動を気にかけてくださるみなさんもご存知の通り、になったのか、8月はたくさんいらしていただいた体験さんも今月はほんの少し。ゴーシュ自体はのんびりと穏やかな空気が流れています。穏やかなゴーシュであれやこれやとtsutaeの準備。いい塩梅に循環はしているのでしょうか!?それでも8月のあの忙しさ、と言いますか、ほぼ毎日体験さんがいらっしゃって、初めましての方も、お久しぶりの方もお馴染みの方も、色んな方と手織りを介したお話しをさせていただきながらの時間はとっても楽しかったですし、ありがたい気持ちになってばかりでした。今年の夏はお庭の野菜たちも出来が良く、みなさんに色々お裾分けもできました。なすにスイカ、きゅうりにクロピーマンをその場でもぎってはい、どうぞ。ずっとしたかったことが形にできた夏でもありました。お付き合いくださったみなさま、ありがとうございました!さて、気温も少しずつ下がってきて、糸を触ることも心地よくなってきましたよ。臨時の土曜日オープンも少しずつご予約いただいております。ちょっと先になりますが、気にしていただいていた方は今のうちからぜひ、ご予約くださいね。土曜日オープン → 10/14(土)※残2席 10/28(土)11/4(土)お待ちしております^^