手織りのこと

手織りのいいところって何かな、と考えてみています。

・一定の時間がかかるところ
・電気を使わないところ
・表現の自由度が高いところ
・自分のペースでできるところ(機械は機械のペースになる)
・世界各国にある技術であるところ
・つまり非言語コミュニケーションができるところ
・歴史が深すぎるところ(たしか2000年前からあるらしいですよ)
・布を織ったその先の広がりがたくさんあるところ
・ご年配の方とのコミュニケーションツールにもなるところ(こちらが自然と後輩になれるところもいいですね)
・価値観を再認識できるところ
・手織りのものを身につけている人を見つけたら話しかけたくなるところ
・世の中の服を見たら「これどう織っているの?」と素材に目が行くようになるところ
・・・・・・・
探せば探すだけ色々と出てきます。
まだまだまだまだあるはずですし、それをもっともっと噛み砕いて表現していけたら、きっともっと楽しい気持ちが増えていくはず。

コロナ対策

ゴーシュで何ができるかな。ゴーシュにしかできないことは何かな。
ずっと考えています。
ゴーシュに織りに来てくれたみなさんの、今も織りに来てくれるメンバーさんの、これから織りに行きたいと思ってくれているあなたの、気持ちがふっと軽くなるような、居心地がいい場所であれるように。
これからも共に、手織りが暮らしの中にある日々を続けられるように。
できることは何があるでしょうか。
あっちを立てたらこっちが立たないとか、みんなにとっていいことを見つけるなんて容易じゃないかもしれませんが、それでも、ゴーシュで織りたいと気持ちを寄せてくれる方がいるのだから、容易じゃないことでも光を見つけたいと思ってしまいます。
うん。光を見つけに向かったらいいですよね。
幸い僕は考えることが好きなので、これ以上ないお題が目の前にある感じです。
楽しい!とは言いにくいですが、辛いとか苦しいじゃなくって、この局面をどう解釈して打破していくか、まずは認識をしっかり明確にしていこうと思います。
視点の角度をたくさんもって、解像度をあげて日々を重ねます。

東京展示会、終わりました。

金曜日、パタパタと流れるように、流されるように最終日となった東京展示会でしたが、それでも場を設けてよかったと思えた時間でした。
時勢を鑑みると、「展示会をしない」という決断も選択肢にあったのですが、僕たちのような本当に小規模で行っているブランド(tsutae)、アトリエ(ゴーシュ)は場を止めた瞬間に営みの可能性が無くなってしまいます。もともと何の保証もなく、想いの高りのままに始めたことではありますが、だからこそ、自分たちで決断していきたい、すべての責任をできる限り自分に置きたい、という気持ちで行った展示会に、足を運んでくださる方がいる。この事実にとても救われました。
「どうぞいらしてくださいね」と声にすることはできず、でも、「ここにいますね」と発信し続けたら、伝わる人には伝わるんだ、という実感が持てたこと。
今回の一番の収穫はこの体験かもしれません。
大阪での展示会も行うことにしました。
当初新幹線での移動予定でしたが、車で1日かけて安全運転してきます。
会場も完全アポイント制にして、入場人数も上限を決めて、空気を常に循環させて、、、考えられること全部しながら、営みを続けようと思います。
こうした過程はすべてゴーシュという場にも繋がることですので、しっかり反映させていきます。
自己責任という言葉は今は乱暴に、無責任に感じてしまうので使いたくありません。
ただ、自分にできることを自分に対して、世の中に対して嘘の無いようしっかり続けていくことだと思います。
こんな状況だからこそ、できることに眼を向けて、光を見つけていきたいです。

展示会終了

コロナウイルスの影響は甚大で、会場のヒカリエが週末の土日全館閉館を決めました。
これによって、展示会もいきなり明日の金曜日が最終日となります。
もう、展開が目まぐるしすぎて振り落とされないように必死。
ですが、これも何も、すべてに意味があるんだよな、とか、これは何かに気が付けるチャンスなはず!とか、光を探して、いつも以上にあれこれ考えています。
大阪展も出来るかどうか、はたまたやっていいものか、改めて話合いながら良い決断をしていきたいです。
振り返りはもう少し先の未来で。
ひとまず明日、しっかりやり切るぞ!

展示会初日

展示会初日、無事終わりました。
大きなトラブルもなく、まずはスタートできたことにひと安心しつつ、、、、。
肝心のご来客はどうだったかと言いますと、大忙しでもなく、かといってのんびりすぎるわけでもなく、ちょうどいい初日だったのかな、なんて思っています。
まだ慣れない会場で、JUCO.さんとの合同展を行うということで、ギャラリーの空間ともまだまだ仲良くなれていせんし、お互いの場とのキャッチボールも、どんな球が投げやすいか、どんな構えをしていれば投げやすくなるのか、そして受け取りやすいのか、その時々で話合いながら進めました。
ゴーシュのメンバーさんもご家族と一緒にいらしてくれたりして、それはそれは、「やってよかったー!」と初日にして思わせていただきました。
ほんとうにもう、ありがとうございます。
加湿器に扇風機に空気清浄機に、、、備品も整えつつ、空気の循環作りながら最終日まで軽やかに走り抜けようと思います!

展示会

tsutaeの展示会搬入も無事終えまして、今週はつくばから渋谷へ通勤の毎日となります。展示会は半年に一度のビックイベントなので、電車通勤もなんのその!とアドレナリン様様です。
実際新型コロナの影響でどうなることか、と思っていたのですが、ひとまず開催できることとなりひと安心しています。
こんな時に足を運んでくださる方々はもう神さま仏さま!の気持ちにしかなりえません。「都内はやっぱり心配で、、、」「人混みが怖いよね、、、」
そのお気持ち、完全に同感でございます。でも、みなさんそんな気持ちになっているからか、会場でヒカリエ、とーっても空いてました!
人混みの ひ の字もないくらい空いていました、、、、。
駅まわりこそ、それなりの賑わいでしたが、商業施設に入ってしまうとどこもそうなのでしょうか。みんなどのお商売も大変な状況には違いない、という現状を目の当たりにして、改めて気が引き締まりました。
「人混み少ないから、ぜひいらしてください!」なんて道中のこともありますしやっぱり言えないのですが、心のどこかに留めていただけたらとても嬉しいです。今週はゴーシュをお休みいただきますし、しっかり頑張ってきます!

tsutaeの手織りストール点 春
「十人十色」」
東京展
会期:3/24 (火) – 3/29(日)   
時間:12:00 – 20:00(最終日 〜17:00)
会場:aiiima 2 (アイーーーマ2)  
渋谷ヒカリエ8F 8(ハチ) Creative Lounge MOV内
東京都渋谷区渋谷2-21-1 
※シューズブランド「JUCO.」との合同展です。

もどかしさも悪くない

今年から改めて英会話を始めました。
といってもそこは僕なので、学校というよりももーっとカジュアルな街のスクールといった趣きの個人さんが営む場所に月2回通っています。
もちろん、「いい加減英語を不都合なく使えるようになりたいぞっ」という気持ちのもとに「今年こそは!」と意気込んで門を叩いたのですが、まずは英語に慣れることから、暮らしの一部分に英語を存在させることから、といった形で取り組んでいます。
月に2回なんて少なすぎる!と始めは思ったのですが、体感としてはあっという間にやってくるレッスン。僕のペースからしたらちょうど良いのかもしれません。でも、もちろん予習復習もまだまだできなくって、会話中ももどかしくなることばかり。簡単な単語が出てこない。あぁ、もどかしいもどかしい。
でもきっと、このもどかしさが「物事を身につけるモチベーション」になるんだろうなー、なんて帰り道になって思いました。
これって、好きな人に好きって伝えたいけど伝えられないもどかしさと一緒かしら?あの時の気持ちと一緒かな?いや違うかな?
でも、もどかしい気持ちなんて最近めっきり感じていなかったので、これまた新鮮な感覚がむずがゆくって悪くない。
何か新しいことを始めるって、いいものですね。

ギタージャンボリー

大規模イベントの開催自粛の結果、今日振替で行われた「ギタージャンボーリー六本木場所」。会場は J-WAVEスタジオだったり、スタッフさんが打ち合わせする部屋だったりだそう。
普段と違う状況だから、普段と違うことをして、みんなで楽しむ。
こういう変化ってとても気持ちいいですね。
ライブ会場から中継で繋がる放送とは全然違くて、それこそ、ラジオから聴こえてくる音楽は目の前で演者が振り絞った生の音、気持ちだと思いました。
今だからこそ歌える歌があって、歌うべき歌もあるはずで、それをこの場でするかどうか、悩みに悩んだアーティストもいれば、いつも通り平常心のアーティストもいるはずで、どちらがいいということはどこにもないのだけれど、それぞれのその場に、その人間の心があるならば、きっと素晴らしい表現なのだろうな、と思います。
そして、ラジオの前にいる僕の目頭を熱くするのは、きっと、今という時代に心を留めて、自分の表現を精一杯している人の表現なのだ。

ゴーシュはどう?

tsutaeはどう?

サカヨリツヨシはどう?

一生懸命な人の言葉は、いつも僕の心をぎゅっとしてくる。

ライブっていいなぁ。
展示会落ち着いたら、ライブに行こう。
演劇にも行きたいな。

表現に向かって、今を頑張ろう。

優先順位

展示会期中に、会場で織る経糸(タテイト)を作っています。
普段は初めてお会いする方にも分かりやすいような柄物を織ったりするのですが、今回は薄いコットンストールを織りますよ。
季節柄もありますし、次回イベントのこともありますし、あれこれ段取りを踏まえてなのですが、、、、。
改めて、経糸作りっていい時間だな〜と思いました。
織る時間に比べたら、やはりちょいと経糸作りの方が時間がかかることがあったりします。でも、その時間にどんな色にしようかなーとか、どんな織地にしようかな、とか色々想像できますし、今回の僕で言えば、「そもそも手織りをしているんだから、時間がかかるのは大前提で、効率優先にしなくていいのかもしれない。」と改めて思いました。
展示会の準備なので、もちろん「段取り良く、効率良く」は必要なのですが、あまりそこに意識を置きすぎると、どんどんシステマチックになってしまって、織るものを決まり切っていってしまって、表現もありきたりになって、、、。
TPOを踏まえながら、でも、そればかりではなく、遊び心をどこかに置きつつ、あの時手織りに感じた魅力をそのままに表現していきたいな、と。
薄いコットンストールって、経糸すごく細かくしないといけないのです。
冷静に考えたら、展示会前はどうしたってバタバタするので、そんな時間のかかる細かいのにしなくても、ひとまずデモンストレーションと割り切った経糸でもいいんじゃないかって、ふと頭をよぎったのですが、いやいやでもでも、と。
経験則から見えてくる必要性と、優先順位と、それらを踏まえても時折浮かんできてしまう「なんとなく」という直感と。
色んなものが同居したまま、進んでいきたい。

感謝

今日、ゴーシュにいらしたメンバーさんからこんなひと言を頂きました。

「こんな時でも、開けていてくれてありがとうございます。」

いえいえいえいえ、こちらの方こそいらしてくれてありがとうございます!
いらしてもらえて、本当に嬉しいのです。
無理して外出はさせたくない気持ちがあっての臨時休会受付でしたが、やっぱり織りに来ていただけることはとっても嬉しい。
「織りたいと思ってもらえること」
「織り機を使ってもらえること」
「ゴーシュのシステムを活用してもらえること」
全部が全部嬉しいです。
世の中がどうなっていくのか全く見えない現状で、楽しいことがどんどんしにくくなっていますが、こんな時だからこそ「楽しいこと」や「気持ちが落ち着くこと」「じっくりできること」「自分のペースでできること」をしてもらいたいから、ゴーシュはいつもと変わらずオープンし続けています。
何より、選択肢のひとつであり続けたいです。
自粛で休業も大切な決断だと思います。
でも、それで世の中から選択肢がどんどん無くなっていくことは、とっても寂しいんです。
ゴーシュは小さな手織工房ですし、ご来場の方々も「不特定多数」ではなく、みなさんどちらにお住いの方かはっきりしています。
一度にゴーシュに滞在される方も、僕を含め多くて5人です。
どこまで気をつけたら正解かなんてキリがないですが、それでもできることをできるだけして、「織りたいと思う方に来ていただける場所」であり続けたい。

今だからこそ、安心・安全を見直しながら、これまで以上に「織りたいものが織れる場所」であり続けたい。