作品撮影

花粉症らしきものと思っていた鼻水や喉のイガイガですが、先週の金曜日に見事熱が出まして、なんてことはない風邪の初期症状でした。そういうわけで、大事をとった木曜日の夜から日曜日までは、展示会前にあるまじき早い時間に就寝、休息を図るという贅沢?な数日間を過ごし、無事解熱。今は鼻詰まりと喉のイガイガ、咳少々が残るのみとなりました。(熱以外は変わっていないかも)でも、鼻詰まりが緩和されてきているだけでもずいぶん気持ちが楽になるもので、鼻で呼吸ができるって嬉しいー!と横になるたび感じています。
さて、なんのこっちゃな前話ですが、少しお話しした通りゴーシュはtustaeの展示会直前スペシャルで普段しないことの百貨店となっております。来週から展示会!(in東京 みんな来てください!)今週は特にバタバタしています。今日は作品撮影をしましたよ。春の展示会は受注会。サンプルを見ていただいて、お好きなものをご注文いただき、秋に仕上げてお届けするスタイル。ギャラリーでの展示会とともに、コロナ禍が始まってからはオンラインでもスタートしました。直接見て、触れていただいての手織りだとは思っているものの、行きたくても状況が許さず会場に来られない方もいらっしゃるであろうと思ってのことでした。そうすると、見ていただける間口は広がるものの、不得手を理由にやらなかったことをやるわけで、オンラインでの展示会では作品をしっかり伝えるための(見ていただくための)写真が必要ですし、それをとっていただくカメラマンがいなくちゃいけません。どんな写真を撮れば見る方が見やすいか、慣れた方に助言も頂かなくてはいけませんし、作品を適切に伝える文章も必要です。その前の前の話で、オンラインサイトを運営する人手も必要ってもう、、、、僕はそんななんでもできるスーパーマンではないんですよ〜と言っても誰もハッピーにはならないので、できることからひとつずつ始めたわけです。オンライン展示会も三年目となれば少しは慣れてもきましたが、慣れれば慣れるほど、今度は隣の芝が青く見えるわけで、、、、、自分の背丈以上にする必要はなんだよ〜!と言い聞かせながら、どうにか今日の撮影を終えました。はい!ようやく本題。今日はオンライン用の作品撮影だったのです。これまでも何度かお願いしているカメラマンさんの力を借りて、2日に分けてなんとか取り終え、あとは画像の色調整(PCやスマホで見たり、環境が違うと入りが違ったりしますよね)やデータサイズの調整(すごい苦手な作業)、サイトへのアップ、みなさんへ公開!となっていきます。
色んな業務をすればするほど”分業”の理由を全身で感じつつ、、、、その仕事をひと様にお願いできるようになった時、今のこの体験があるからこそ、感謝を持って委託できるんだろうなぁと、全力で今を全肯定しています!おかげさまで、明日からは毎日体験さんがいらしてくださいます!画面左のアイコンから、ゴーシュのインスタ投稿もぜひご覧になってくださいね。

体験のタテ糸

展示会前で体験さんも少しずつ増えてきた、このタイミングに花粉症らしきものになっています。
この2~3日は鼻詰まりがひどくって、日課の鼻うがいも効果を成さず集中力が下がる下がる、、、、。
鼻が通っていないと喉の調子もイマイチで、声もうまく出なくって、見事な悪循環に陥って。
まだ検査などしていないので確定ではないのですが、花粉症がひどい方は目も痒くなったりすると聞きます。もっとひどい症状の方もいるのでしょうね。と思うと僕なんか軽いくらい?!と思ってどうにか乗り越えるべく、アレルギーに効くお茶などを調べ始めました。少しずつ試していこうと思います。

さて、ゴーシュでは体験さんのタテ糸が黒をメインにしているのですが、春の陽気もあいまって、最近は軽い白系のタテ糸もご用意しています。初めての手織りだと黒が一番織りやすい、とは言うものの、やっぱり明るい色も織りたいよね!と僕が思うのでのご用意。先日、初めての体験さんが白のタテ糸で織っていってくれました。楽しんではいただけたのですが、色の組み合わせが少し難しい、、、と感じる部分もあったそう。そこで、こんな色の考え方をお伝えしました。

黒は色を吸収してくれる色なので、ヨコ糸にどんな色を選んでも、その選んだ色のまま見ることができます。グレーはグレー、黄色は黄色、赤は赤、、、、。
それに対し、白は膨張色なので、織ったヨコ糸の色がタテ糸と重なると、少しぼやけて見えます。
黄色は少し明るめの黄色に、赤は輪郭が優しい赤に、でも黒は対比が生まれるのでより黒に、、、、。
なので、軽い印象になる白いタテ糸は、選んだ糸の色が少し変わって見えるから、そのイメージの差で織りずらく感じているのかもしれませんね。

手仕事が好きな方で、これまで色々と糸にも触ってきたからか、その方にはなるほど〜と納得していただけたのですが、皆さんはどうでしょうか?
実際に織った布を目の前にしながらだと伝わっても、テキストだけで想像するのは少し大変ですよね。
なるべく織ることが楽しく、身近に感じてもらえるように、かつ、自分で身につけたい!暮らしに取り入れたい〜!と思っていただけるような形で手織りの第一歩を体験してもらえたら!と思っています。
ご意見、ご希望などありましたら、画面右のお問い合わせからぜひ、お聞かせくださいね。

展示会

3月28日から、東京代々木上原のギャラリーにてtsutae(ツタエ)の展示会を行います。
”tsutae → 僕(酒寄剛史)が運営する手織りテキスタイルブランド”
最近はもっぱらそのためのサンプルや今すぐ使える現品販売分のストールなど、とにかく手を動かしています。それと同時にDM制作のための撮影やデザイン関係のやりとり、住所整理や備品、什器管理、搬出入の段取り、スタッフさんのスケジュール確認、オンラインストアへの作品アップ、、、あれこれあれこれと展示会前はゴーシュの通常オープンと平行してこうした業務が進むので頭の中は常にぐるぐるフル回転。展示会に出品する作品達は事前にすべて撮影し記録に残すのですが、そのデータ管理もしっかりしておかなくちゃいけません。当たり前のことを当たり前にして、どんな不測のことが起こったとしてもその当たり前が崩れないように状況を整えておく。どれだけシュミレーションしてもまだどこかに穴はあるかもしれない気がするし、ギリギリまで手を動かしていたくなってしまう。でも、制作と同じくらい大切なことが告知というものでして。このバランスにいつまでたっても頭を悩ましてしまいます。半年に一度の展示会だから、もういい加減慣れているはずなのですが、世の状況が違えば僕自身の生活環境も変わっていきます。その都度最良に向かえるよう、やっぱりあれこれ考えて。手を動かしながら、目の前の布を織り進めながら、頭ではその先にある展示会のことを考える。明日のゴーシュの段取りを考える。半年に一度のイベントが始まるぞー!という空気がアトリエに漂います。考えてばかりのようになっていますが、一番上に来るのはやっぱり良いものを織るということ。ここ最近のゴーシは普段と違った空気になっていますが、その分体験も違った感覚で楽しんでいただけることと思います。3月最終週は展示会のためゴーシュはお休み。3月21日(火)〜23日(木)はまだ空席あります。こんなゴーシュにご興味ある方はぜひ、年度終わりにひと織りしにいらしてくださいね。

展示会巡り

今日は都内へ展示会巡りへ行ってきました。半年に数える程度ですが、これもゴーシュのご予約がない日にしていることのひとつです。tsutaeの手織りストールを扱ってくださっているブランドさんの展示会、コラボレーションでものづくりを共にしているブランドさん、スタッフさんがストールを愛用してくださっているブランドさん、、、、行き先はその時々で変わりますが、いずれも繋がりのある大切な人たちの所へ伺います。展示会といったらそのブランドさんの一大イベント。半年に一度ですから、その展示会の結果がその後の半年に大きく反映するわけで、、、、もう他人事ではなかったりします。
好きな人たちが今、どんな物作りをしているのか、どんなことに意識を向けているのか、SNSやインターネットの中だけでは知ることのできない空気感みたいなものは、やっぱり現場にしかなくって、直接行って会って話すことで感じられることがたっくさんあります。
その中でも現実的な話はいっぱいあって、どの業界も材料費が高騰していて大変なこと、仕事を続ければ続けるほど自分の身体、体力とのバランスを取るのが大変なこと、あれこれそれこれ、いろいろありますが、それでもやっぱりみんな自分で始めた仕事をしていて、それを何年も続けていること。自分たちのスタイルを見つけて、保ち続けていること。本当にすごいことでかっこいいなー!と思う人たちばかりでした。そんな人たちと話すといつも我が身を振り返るのですが、ゴーシュもまだまだ道なかば。オープン日も増やしたいし、たくさんの人に織りに来てほしいし、オンラインストアも充実させたいし、イベントにも出店したいし、もっともっと製作していろんなところへ飛び回りたい。それには大きな目標を見据えて、目の前のことをひとつひとつ形にしていくってことですよね。がんばるぞー!

ゴーシュの整経糸

ゴーシュのオンラインストアに、”ゴーシュにおまかせ整経糸”と言う商品があります。
織機を持っている方でないと「なんのこっちゃ!」な商品なのですが、整経糸とはいわゆるタテ糸のことでして(手織りではタテ糸を経糸と書きます。整えた経の糸と言うことですね)つまりタテ糸だけの商品だったりします。工場や工芸館のようなところで織り手として働いていない限り、基本的に趣味の手織りは自分の好きなように織ります。それはそれで最高に楽しい時間なのですが、織りを続けていくと、時に「いつも同じ感じの色合いばかりになるなー」ということがあったりします。そんな時に、自分の感覚とは違う「人が作ったタテ糸」で織ると、とーっても新鮮で、また自分の世界が広がったりするのです。なので、そういった方向けに”ゴーシュにおまかせ整経糸”という商品をご用意したりしています。とはいえ、織機を自分で持って織りをしている方はとっても少ないです。ゴーシュのHPをHPを見てくださっている方は、何かしら手織りに興味がある方なので、もしかしたら身近に織り機を持っている方がいるかもしれませんが、やはりそれでも少数派だと思います。そして、少数派なだけに、手織りのあれこれを知ったり、自分の世界を広げてもっともっと織りを楽しめるはずが、なかなかそうもいかなかったりする方もいらしゃいます。そんな方に、ゴーシュの整経糸で思い切り世界を広げてもらったり、ただただ楽しんでいただけたりしたらいいなぁ、と思っています。
そんなこんなで、先日久しぶりに”ゴーシュにおまかせ整経糸”のご注文をいただきました!
おまかせとはいっても、タテ糸の色や長さ、お好みを聞いていたりするのですが、今回はすべておまかせ!ということで、うれしくも難しい、、、いや、やりがいのあるオーダーでした。
お会いしたことのない方からのご注文はとっても嬉しい反面、とても緊張します。
その人のイメージがない分、どんなタテ糸が楽しんでもらえるのか、想像できないからです、、、。
とはいえできません!とお断りするなんてもってのほかでして、ゴーシュなりに”まずはこんな感じはいかがですか?!”のご提案タテ糸を作って送らせていただきました。楽しんでもらえているかな、びっくりしたかな、困っちゃったかな、大丈夫かな、、、、。直接反応を見れるわけでないのがまた難しいところですが、いつかどこかでお会いして、感想聞くことができたらいいなー!とその時を楽しみにしています。

カラータテ糸体験

毎年この時期になると、tsutaeの展示会準備でバタバタし始めつつ、少しずつ体験さんのご予約が入るようになりつつ、、、秋になっていくんだなぁ、という雰囲気がどんどん出ているゴーシュです。
さて、最近のゴーシュはタテ糸カラー体験が好評で、皆さんそれぞれ”グレー系” ”青と白の濃淡ストライプ” ”ナチュタルカラーに端だけ赤ライン”などなど、お好みの”織ってみたい色”をご希望くださいます。

初めての体験は皆さん黒のタテ糸で織っていただいています。
黒という色は、他の色を引き立ててくれるので、ヨコ糸に何を選んでも、ちゃんと選んだ色がそのまま織地となって出てきてくれます。
それが、タテ糸に色がついていると、タテの色とヨコ糸の色が重なり混じり合い、時に選んだ色とまったく違う見え方になることがあります。
そうすると、初めて手織りをする方には少し難しいと感じることもあり、、、。
なのでゴーシュではできるだけ手織りを身近なものとして、誰でもできる暮らしの手仕事として伝えたいという気持ちがあるので、まず初めは黒のタテ糸で織っていただいていたりします。

とはいえ、一度織ってみると、他の色んな色でも織ってみたくなるもので、そうした方に向けて”カラータテ糸体験”をご用意しています。

タテとヨコの糸、色の重なりを見ていると、どんどんイメージが膨らんできて、あれをしたらどうなるんだろう、こうしてみたらどうだろう?!と自分の中から色々な ”織ってみたい色” が浮かんでくるんですね。その”自分がやってみたいこと” を形にして行って、ワクワクが織り重なった巻物の素敵なことったらないなーといつも思います。

ゴーシュの体験に”これを織りましょう” という見本がないのも、人それぞれの”楽しそう!”や ”やってみたい” をそのまま形にしてもらいたいから。
そして、それが一番自分に似合う、自分が心地いいものを織るコツだということを体感してもらいたいから。
もちろん、大切な誰かに、身近な友達へのプレゼントに織るマフラーもとっても楽しいと思います。
そんな時は、その想いもそのまま、ぜひご予約の際にお伝えくださいね。
贈る人も、受け取る人も、どちらも楽しく、嬉しくなるようなサポートをしていきたいです。

スタッフ募集の甲斐あって、ゴーシュの業務をお手伝いしてくださる方にも恵まれました。
カラーのタテ糸、制作体制整ってきております!

ゴーシュおすすめのカラータテ糸も作って行けたら楽しそうだな〜なんて、やりたいことは増えるばかり。
手作りの秋、楽しんでいきましょうね!

ゴーシュの子ども手織り体験ギフト

本日8月8日。こんな暑い日はゴーシュの窓という窓を全部開けて、風を通しまくっています。そうすると意外と気持ちいいもので、この陽気でも空調なしで大丈夫だったりするので、タオル小脇に抱えてお仕事しています。(お客様がいるときはもちろん、クーラーつけてます^^)

先日お伝えした子ども体験モニターさんなのですが、なんとなんと、スポンサーさんとして手をあげてくださった方がおりまして、早速、”ゴーシュの手織り体験子どもギフト”と改名しました。モニターさんを月1名の枠だったのですが、改めて、9月からは”ギフト”を受け取るお子さん2名のご招待となります。スポンサーのOさん、ありがとうございます!
スポンサーさんには、こんな感じでレポートしていきます、という内容がわかるといいなと思ったので、子どもギフト最初の今回はそのレポート内容をこちらでも共有して参ります^^

ではでは早速、レポートしていますー!

まずは7月30日にご来場くださった体験さんはつくば市在住のSさんご一家。体験したのは長女(小学3年生)のSちゃん(スポンサーさんへはイニシャルでなく表記しています)。織物したことないけれど、教科書で見たことがあって、やったことないのに「織り機買って!」とねだるほど興味があったそうです。(お母さん談)
織り始めて15分くらいしたら、うんうん、なるほど、と仕組みも分かって一人ですいすい織りながら、一緒に来た妹ちゃんや弟くんのことも気にかけず、すごい集中して織っていました。そんなお姉ちゃんが羨ましくなってか、「あたしもやりたい!」と妹ちゃん。「この色の次はこの色にしてね〜」と自分なりのイメージが湧いてきているようで、妹ちゃんも楽しそうに、織っていってくれました。
織物のどんなところが楽しかった?と聞くと
「手と足と両方動かしてやるのが楽しかった!」
とのこと。子どもならでは?の感想になるほどなー!と感心してしましました^^
(スポンサーさんへは織っている画像表記。以下、同様)

お次は8月6日に体験お二組。牛久市からOさんご一家、つくば市からOさんご一家でした。
牛久のOさん、こちらも体験するのは小学3年生のRちゃん。外で遊びまくる弟くん(6歳)、お人形片手に織っている姿をじっと見つめる妹ちゃん(4歳)を横目に、大人用の織り機でぐんぐん織って行きました。8歳にもなれば、好きなように織ってみてね、で迷うことなくどんどん織れるし、違う織り方を伝えたら「面白そう〜」と思いつくままに織って行けるし、やっぱり子どもの感性って気持ちがいいなー、と思いました。
(織っている画像)

おとなりではつくば市Oさん。4歳の息子ちゃんに織らせてあげたい、とお母さんのお気持ちでしたが、ペダルに足がうまく届かず、お母さんの膝に乗って織り始めるも、当の本人は1枚織ったら飽きてしまって、、、、
(膝に乗って織っている画像)

1歳2ヶ月の妹ちゃんに譲って本人は、
(妹ちゃんが織っている画像)

初めて会った牛久の弟くんと二人でお庭遊びに夢中になっていました。(かなへび、蝉の抜け殻、バッタ、色々ゲットしてました笑)
(男の子二人、虫取り網片手にお庭にいる画像)

なんとか2枚、織れました!
(作品画像)

牛久のRちゃんはなんとサイズ色々12枚!コースターにするより、このままガーランドにしてお部屋に飾ってもいいね!なんて、お母さんと楽しそうに話していました^^マフラーサイズのタテ糸やシャトルにも興味津々で、本人も「今度はこれやりたい!」とワクワクした表情で話してくれました。
(作品を嬉しそうに持って見せてくれている画像)

以上、いかがでしたでしょうか?こんな感じで、スポンサーさんには毎月レポートをお届けしていきたます。動き出したばかりの ”ゴーシュの子ども手織り体験ギフト” なので、これからみなさんのご意見、ご要望いただきつつより良い形を作っていこうと思いますー!

 ”ゴーシュの子ども手織り体験ギフト” に参加したい!という方がいらっしゃいましたら、画面右側、お問い合わせから 「”ゴーシュの子ども手織り体験ギフト” 参加希望」としてご返信ください。仕組みは、「糸会員」と同じなのですが、改めて詳細メールさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

ーおまけー
帰り際に子どもたちが「お店やさんするのー!来てきて〜!」の先にたっくさん並んでいました。子どもって最高!
(蝉の抜け殻が20個以上並んで窓サッシに並んでいる画像)

糸会員、はじめます。

先月退会されたメンバーさんから、ひと言をいただきました。

「退会はしちゃうけど、これからも何かで接点をもてたり、繋がる機会があればいいのだけれど」

本当に、ほんとうに嬉しくってありがたい言葉でした。
一度退会されると、どうしても疎遠になってしまうというか、繋がりが感じづらくなってしまうというか、僕自身寂しい気持ちがあったのです。
それと同じ気持ちをメンバーさんの方から聞くことができたのは、目からうろこと言いますか、ありがたい限りでした。
そこで、ゴーシュでどんなことができるかな。
どんな形の繋がりが心地いいのかな。
双方よし、もしくはメンバーさん、体験さん、ゴーシュの三方よしにできるかな、と考えました。
そこで糸会員という仕組みはどうだろう、と考えました。

メンバーさんはご自宅に織り機を持っている方もいますし、ゴーシュで織り機をお求めくださった方もいます。糸会員という形を作れば、お久しぶりの元メンバーさんやお客様方ともまた会えるキッカケにできるのでは、、、
と思いました。
そんな糸会員の仕組みはこちらです。
・・・・・・
「糸会員」
月会費¥2000(+税)※自動引き落とし制
会員さんができること
ゴーシュの糸を月会員さんと同じ価格で購入できる
ex
 綿・ウール 通常¥15/g ⇨ 糸会員 ¥10/g 
ラムウール  通常¥15/g ⇨ 糸会員 ¥12/g 
シルク    通常¥30/g ⇨ 糸会員 ¥20/g

※糸会員さんの月会費¥2000は子ども体験の体験代に充てさせていただきます。  つまり、糸会員さんが一人いたら、ひと月お子さん一人が無料で手織り体験ができる(招待できる)という仕組みです。  無料手織り体験の人数はHPやインスタなどでお知らせし、子ども体験があった月は、糸会員さんに体験されたお子さんのレポートを送らせていただきます。
(レポートはゴーシュスタッフが書きます。)
・・・・・
色んなお店で色んな形の会員制度があって、それに伴う割引があって、その場合は会費無料ということが多いのですが、ただただ商業的な仕組みにはしたくなくって。
ゴーシュの仕組みは広がりや繋がり、循環を感じられるようなものにしたいと考えているのですが、こんな形だったら、メンバーさんも糸を会員価格で買うことが出来つつ、お子さんたちに手織り体験をプレゼント出来つつ、ゴーシュも運営の助けになるので、三方よしになるのでは無いかと、、、。
ひとまず、みなさんから糸会員希望の手が上がる前に、僕がお小遣いで手織り体験プレゼントをしてみて、どんな感じかレポートしますね。と言っても僕からのプレゼントだとなんか変な感じがしちゃうのでSNSでは「モニター募集」みたいな形にしようと思います。
一般の方が糸会員になってくださるまでは、とりあえず僕一人が参加する糸会員制度なのでひと月におひとりさまのみの体験招待なのですが、このブログを読んでくださっているみなさん。
ご自身やお友達にお子さんがいらっしゃったらぜひ、ご利用くださいね^^

子ども体験についてはこちらをご覧ください。

スタッフ募集 その3-つづき

(つづき)
なので、tsutaeが忙しいならゴーシュをお休みすればいい、そして制作一本で打ち込めばいいというシンプルな考えにはどうしてもいけず、僕がやりたいことは、tsutaeとゴーシュの両輪があってこそ形になると思っていまして、そのためにどうしたらいいかと、あれこれ思案しています。
ゴーシュが始まって5年、予想もしていなかったくらい織りに来てくださる人たちがいて、楽しんでいってくれる。お友達を連れて、また来てくださる。楽しい輪が繋がっていく様を何回も見させていただきました。2年前からのコロナ禍により、その繋がりは途切れかけましたが、まだ繋がっています。
表現する形や仕組みをもっとより良い形にしていけば、きっと手織りをすることで日々が豊かになる方がもっといるんじゃないか。穏やかな時間やものづくりの喜びを共有できるのではないか。そんな気がしています。
ならば、今、僕一人では立ち行かなくなりつつある現状を、人の力を借りて、一緒に盛り上げていけたら。そう思って、スタッフ募集という形に踏み切りました。

実は金曜日の夕方に体調を崩し、土日は寝込んでいました。(今は復活!)
診断は肺炎。熱もなく、ちょっと倦怠感が続いていたかな、疲れているのかな、くらいだったのですが、急に胸が痛くなり、呼吸が浅くなり、、、とびっくりしました。
無理をしていたつもりはないのですが、身体は正直ですから、きっとそういうことなのだと思います。

日々の暮らしや家族を大切にしながら、毎日を積み重ねながら成り立つことを仕事をにしたい。
時に新しいことへの挑戦もしましょう。やりたいことはやってみましょう。そこに思いやりがあれば、どんな結果が出てもきっと大丈夫。すべては大切な経験になるでしょう。
その経験を持ち合って、みんなで前に進みたい。

あれもしたいこれもしたい、と一度きりの人生で欲張っていますが、”想像できることは実現できること”って誰かが言ってたなー、と思い出して言葉にしています。
こんな僕なもので、進みは遅々としています。”ゴーシュのエントランスをお庭を通る流れにしたい!”と言い始めたのはオープン後1年経とうかという頃。実際変更できたのは4年目。その間3年。長いですね。汗。こんなゴーシュと僕ですが、興味を持ってくださった方は気軽にご一報、メールください。ゴーシュにいらしたことがない方は、ぜひ、一度織りにいらしてみてください。そして、色んなお話、聞かせてくださいね。

スタッフ募集 その3

先日まで毎晩吾郎さん(北の国から)に会っていたのに、最近バタバタして会えていません。
ジュコさん(妻)とは北の国からを観ることを「吾郎さんと会う」と言っています。
平楽ぼっちゃんも吾郎さんを前にすると、不思議と静かに見入っています。
今は、”北の国から89、帰郷”。
毎晩少しずつ、吾郎さんと会っています。

さて、スタッフ募集ですが、僕は間違っていた、、、、と思っています。
僕がやりたいけれどできないことを、僕の代わりにやってくれる人を探す気持ちでいたのです。
うん。これってなんだか変だよなぁ、と思い始めました。
僕がやりたいことは僕がやるべきであって、何かしら理由があってできないのなら、それは今やることじゃないから優先順位として違うことが前に来ているわけで、、、、。
だから、スタッフ募集のより良い形はこうじゃないかな?と今は思っています。

・僕はこんなことをしたいと思っています!と色々表明する。
・それを見聞きした人の中で、「それ、自分もやりたい!むしろ自分がやりたい!」という人が現れたら、その人とより良い形で協業する。

ざっくり言うとこんな感じです。協業の形が個人と個人になる場合もあるでしょうし、雇用主とスタッフさんという形がより良ければそうなるでしょうし、いずれにせよ、僕が掲げた旗を一緒に支える仲間になってくれる人を募る、という姿勢がいいのかな、と。

そうしたら、もし予想外のことが起きても思いやりのあるディスカッションができるでしょうし、一人一人が主体性のある姿勢でお仕事ができます。
自分で考えて動ける仕事ってすっごい楽しいので、やっぱりそういう環境作りに向かっていきたい。

ではでは、僕はゴーシュでどんな旗を掲げるのか。

「つくばの文化のひとつとして、手織りを根付かせたい」

大きな大きな旗ですが、こんなことを思っています。
もう少し噛み砕くと、

「織りたい人が自由に織れる場所を保ち続けたい。そうして手織りを楽しむ人たちが増えていけば、自然とそれが文化になっていく」

という考えです。

僕はゴーシュと並行してtsutaeというテキスタイルブランドを運営しています。自分で織ったストールを展示会で販売したり、ブランドさんからご依頼いただいた生地を織ったりする活動です。おかげさまで活動も11年目となり、ゴーシュ運営と共に、制作と向き合う毎日です。正直、tsutaeが忙しくなるほどに、ゴーシュでやりたいと思っていることは後回しにしてしまっています。
ストールは月に織れても10枚〜15枚。一回の展示会で最低でもストール20~30枚は用意したいとなると、どうしても、”織ること”に使う時間が増えていきます。「織る時間が足りない」だなんて贅沢な悩みで、手織りを生業にできている時点で実はすごい特殊なことなんだ、とふとした時に日常を振り返ります。都内の手織工房に勤めていた時「手織りを続けたくても仕事にならないからやめていく人が多い」と聞いていました。実際独立してみて、納得することばかりです。でも、手織りをやめてしまう人は、その人の好きな気持ちが弱かったわけでは決してなくって、色んな要因があると思いますが、どうしたらいいか、先が見えなすぎて、目の前の暮らしがやっぱり大切で(当たり前です)、日々の仕事に一生懸命向き合って、いつの間にか機の前に座る時間がなくなっていってしまったのではないか、と思います。だから、僕はtsutaeでは、「手織りは今の世の中でも仕事になる。」ということを体現し続けたいと思っています。tsutaeで手織りというモノの存在意義を伝えながら、ゴーシュでは手織りというコトの面白さや寛容さ、身近さ奥深さを伝えたいと思っています。(つづく)