時代が変わる

展示会、終わりました。
どうなることかと、いや、どうしたらいいものかと頭を悩ませたあげく、3月末の政府の発表を受けて、予定通り行うことを決めた大阪展。
この選択が正しかったかどうかは2週間後、お客様方、スタッフ、関係者全員の健康が確認できてからだと思っています。
決死の覚悟、というものではなく、ただただ、「これはやるしかないな」「自分たちでしっかりと決断し、進むしかない」という気持ちのもとでした。
しかしながら、この一週間でも急速に広がっていく感染の事実があります。
本当に、大きな大きな時代の転換期に立っている感覚があります。
どんな形で手織りと共に歩んでいくか。
物作りを続けていくか。
伝えていくのか。
展示会中もずっと考えていました。
今も考えています。
進行形の僕の頭の中を、メモするような気持ちでここに書いていきたいと思います。
心斎橋のホテル7階、静かな夜より。

2020.02.03

tsutaeの大阪展示会へ来ています。
移動は車で、宿も会場から徒歩圏内、なるべく人混みを避けつつ、展示会自体もクローズドな感じ。新規の方へはお知らせ無しで、これまでご縁をいただいていたみなさんに向けてのみ、入場人数制限あり、入場前に手洗いをお願い、会場換気、扇風機設置などなど気にしすぎることは何もなく、気になることはなんでもするぞ、の気持ちでいます。
おかげさまでみなさん快くご協力いただけて、ゆったりした場にできているように感じます。

未知のモノに対しては、本当にどうしたらいいか迷います。
僕らはもちろん、医療従事の方々でさえもそうだと思います。
だからこそ、これまで出会ってきた人たちを信じ、真剣な言葉にしっかり耳を傾けたいと思っています。


コロナ対策

ゴーシュで何ができるかな。ゴーシュにしかできないことは何かな。
ずっと考えています。
ゴーシュに織りに来てくれたみなさんの、今も織りに来てくれるメンバーさんの、これから織りに行きたいと思ってくれているあなたの、気持ちがふっと軽くなるような、居心地がいい場所であれるように。
これからも共に、手織りが暮らしの中にある日々を続けられるように。
できることは何があるでしょうか。
あっちを立てたらこっちが立たないとか、みんなにとっていいことを見つけるなんて容易じゃないかもしれませんが、それでも、ゴーシュで織りたいと気持ちを寄せてくれる方がいるのだから、容易じゃないことでも光を見つけたいと思ってしまいます。
うん。光を見つけに向かったらいいですよね。
幸い僕は考えることが好きなので、これ以上ないお題が目の前にある感じです。
楽しい!とは言いにくいですが、辛いとか苦しいじゃなくって、この局面をどう解釈して打破していくか、まずは認識をしっかり明確にしていこうと思います。
視点の角度をたくさんもって、解像度をあげて日々を重ねます。

東京展示会、終わりました。

金曜日、パタパタと流れるように、流されるように最終日となった東京展示会でしたが、それでも場を設けてよかったと思えた時間でした。
時勢を鑑みると、「展示会をしない」という決断も選択肢にあったのですが、僕たちのような本当に小規模で行っているブランド(tsutae)、アトリエ(ゴーシュ)は場を止めた瞬間に営みの可能性が無くなってしまいます。もともと何の保証もなく、想いの高りのままに始めたことではありますが、だからこそ、自分たちで決断していきたい、すべての責任をできる限り自分に置きたい、という気持ちで行った展示会に、足を運んでくださる方がいる。この事実にとても救われました。
「どうぞいらしてくださいね」と声にすることはできず、でも、「ここにいますね」と発信し続けたら、伝わる人には伝わるんだ、という実感が持てたこと。
今回の一番の収穫はこの体験かもしれません。
大阪での展示会も行うことにしました。
当初新幹線での移動予定でしたが、車で1日かけて安全運転してきます。
会場も完全アポイント制にして、入場人数も上限を決めて、空気を常に循環させて、、、考えられること全部しながら、営みを続けようと思います。
こうした過程はすべてゴーシュという場にも繋がることですので、しっかり反映させていきます。
自己責任という言葉は今は乱暴に、無責任に感じてしまうので使いたくありません。
ただ、自分にできることを自分に対して、世の中に対して嘘の無いようしっかり続けていくことだと思います。
こんな状況だからこそ、できることに眼を向けて、光を見つけていきたいです。

展示会終了

コロナウイルスの影響は甚大で、会場のヒカリエが週末の土日全館閉館を決めました。
これによって、展示会もいきなり明日の金曜日が最終日となります。
もう、展開が目まぐるしすぎて振り落とされないように必死。
ですが、これも何も、すべてに意味があるんだよな、とか、これは何かに気が付けるチャンスなはず!とか、光を探して、いつも以上にあれこれ考えています。
大阪展も出来るかどうか、はたまたやっていいものか、改めて話合いながら良い決断をしていきたいです。
振り返りはもう少し先の未来で。
ひとまず明日、しっかりやり切るぞ!

展示会初日

展示会初日、無事終わりました。
大きなトラブルもなく、まずはスタートできたことにひと安心しつつ、、、、。
肝心のご来客はどうだったかと言いますと、大忙しでもなく、かといってのんびりすぎるわけでもなく、ちょうどいい初日だったのかな、なんて思っています。
まだ慣れない会場で、JUCO.さんとの合同展を行うということで、ギャラリーの空間ともまだまだ仲良くなれていせんし、お互いの場とのキャッチボールも、どんな球が投げやすいか、どんな構えをしていれば投げやすくなるのか、そして受け取りやすいのか、その時々で話合いながら進めました。
ゴーシュのメンバーさんもご家族と一緒にいらしてくれたりして、それはそれは、「やってよかったー!」と初日にして思わせていただきました。
ほんとうにもう、ありがとうございます。
加湿器に扇風機に空気清浄機に、、、備品も整えつつ、空気の循環作りながら最終日まで軽やかに走り抜けようと思います!

展示会

tsutaeの展示会搬入も無事終えまして、今週はつくばから渋谷へ通勤の毎日となります。展示会は半年に一度のビックイベントなので、電車通勤もなんのその!とアドレナリン様様です。
実際新型コロナの影響でどうなることか、と思っていたのですが、ひとまず開催できることとなりひと安心しています。
こんな時に足を運んでくださる方々はもう神さま仏さま!の気持ちにしかなりえません。「都内はやっぱり心配で、、、」「人混みが怖いよね、、、」
そのお気持ち、完全に同感でございます。でも、みなさんそんな気持ちになっているからか、会場でヒカリエ、とーっても空いてました!
人混みの ひ の字もないくらい空いていました、、、、。
駅まわりこそ、それなりの賑わいでしたが、商業施設に入ってしまうとどこもそうなのでしょうか。みんなどのお商売も大変な状況には違いない、という現状を目の当たりにして、改めて気が引き締まりました。
「人混み少ないから、ぜひいらしてください!」なんて道中のこともありますしやっぱり言えないのですが、心のどこかに留めていただけたらとても嬉しいです。今週はゴーシュをお休みいただきますし、しっかり頑張ってきます!

tsutaeの手織りストール点 春
「十人十色」」
東京展
会期:3/24 (火) – 3/29(日)   
時間:12:00 – 20:00(最終日 〜17:00)
会場:aiiima 2 (アイーーーマ2)  
渋谷ヒカリエ8F 8(ハチ) Creative Lounge MOV内
東京都渋谷区渋谷2-21-1 
※シューズブランド「JUCO.」との合同展です。

もどかしさも悪くない

今年から改めて英会話を始めました。
といってもそこは僕なので、学校というよりももーっとカジュアルな街のスクールといった趣きの個人さんが営む場所に月2回通っています。
もちろん、「いい加減英語を不都合なく使えるようになりたいぞっ」という気持ちのもとに「今年こそは!」と意気込んで門を叩いたのですが、まずは英語に慣れることから、暮らしの一部分に英語を存在させることから、といった形で取り組んでいます。
月に2回なんて少なすぎる!と始めは思ったのですが、体感としてはあっという間にやってくるレッスン。僕のペースからしたらちょうど良いのかもしれません。でも、もちろん予習復習もまだまだできなくって、会話中ももどかしくなることばかり。簡単な単語が出てこない。あぁ、もどかしいもどかしい。
でもきっと、このもどかしさが「物事を身につけるモチベーション」になるんだろうなー、なんて帰り道になって思いました。
これって、好きな人に好きって伝えたいけど伝えられないもどかしさと一緒かしら?あの時の気持ちと一緒かな?いや違うかな?
でも、もどかしい気持ちなんて最近めっきり感じていなかったので、これまた新鮮な感覚がむずがゆくって悪くない。
何か新しいことを始めるって、いいものですね。

ギタージャンボリー

大規模イベントの開催自粛の結果、今日振替で行われた「ギタージャンボーリー六本木場所」。会場は J-WAVEスタジオだったり、スタッフさんが打ち合わせする部屋だったりだそう。
普段と違う状況だから、普段と違うことをして、みんなで楽しむ。
こういう変化ってとても気持ちいいですね。
ライブ会場から中継で繋がる放送とは全然違くて、それこそ、ラジオから聴こえてくる音楽は目の前で演者が振り絞った生の音、気持ちだと思いました。
今だからこそ歌える歌があって、歌うべき歌もあるはずで、それをこの場でするかどうか、悩みに悩んだアーティストもいれば、いつも通り平常心のアーティストもいるはずで、どちらがいいということはどこにもないのだけれど、それぞれのその場に、その人間の心があるならば、きっと素晴らしい表現なのだろうな、と思います。
そして、ラジオの前にいる僕の目頭を熱くするのは、きっと、今という時代に心を留めて、自分の表現を精一杯している人の表現なのだ。

ゴーシュはどう?

tsutaeはどう?

サカヨリツヨシはどう?

一生懸命な人の言葉は、いつも僕の心をぎゅっとしてくる。

ライブっていいなぁ。
展示会落ち着いたら、ライブに行こう。
演劇にも行きたいな。

表現に向かって、今を頑張ろう。

月1登山

お正月に「今年は月1登山するぞ!」と決めました。
そして先月無事登って、今月、、、、!
展示会前という「登らない理由」が早くも見つかってしまったのですが、どうにかこうにか「登る理由」を作って行ってきました!
平日の筑波山はとっても空いていたのはいいのですが、一昨日降った雪が解けた水でぬかるんでいたり、山頂に近づくにつれて雪のまま残っているから本当に足元が滑って危なかったりと、なかなかアドベンチャー?な登山でした。
それにしてもですよ、それにしても登っている人は僕以外にもいるわけで、トレイルランの兄さんがタッタタッタ走って登って行ったり、マラソンランナーみたいな薄い上下でしかも裸足で!(本当です)登っていく20代前半くらいの青年がいたり、なんだかとても刺激的でした。
裸足の青年なんて、すごいにこにこしながら「こんにちは〜!」なんて言ってくれて、しかもちょっとぽっちゃり系だったりして、でも足取りはすごく軽やかだったりして、なんかもう、山にはほんといろんな人がいるなぁ、という実感でした。
今度彼に会ったら話しかけてみよう。

展示会準備も大詰め。
DMの発送も終わって、あとはネット告知やオンラインストアの準備です。
どこまで告知を頑張っていいのか、世の中の自粛空気も気になってしまうのですが、それでもやっぱり、暮らしの中に選択肢があるってことはいいことだと思っています。状況をしっかり把握しつつ、進んでいくぞ!