ゴーシュの手織りについて 2019.01.05 あけましておめでとうございます。 年が明けて3日もすれば、今時空いていないお店の方が珍しくなってきた昨今ですが、ゴーシュのオープンは7日(月)からとなっています。 じっくり、しっかり、お休みをいただきました。 ジュコさんの実家で新たな家族と食卓を囲んだり、酒寄家の兄弟家族にゴーシュに来てもらって新年会をしたり。 同じ釜の飯を食う、ということはやっぱりいいものだなぁと感じました。 そうして、2019年。 より、ゴーシュのことをみなさんに知っていただくために、手織りがもっともっと、身近なものだと伝えられるように、改めてゴーシュについて、お知らせしていこうと考えています。 そこでまずは、ゴーシュで伝えている手織りについてお知らせしていきますね。 ゴーシュでは「織りたい」と思う人が誰でも「織りたいものを織れるように」、 「織ってみたい」と思う人が誰でも手織りを身近なものだと感じてもらえるように、「◯◯織り」と名前をつけていません。 そして、無地を織りたい人は思っている無地が織れるように、チェックを織りたいと思っている人は、思っているチェックが織ることができるようになってもらえたら嬉しいです。 ゴーシュは、そのためのお手伝いをする場でありたいと思っています。 カリキュラムを設けていないことも、同じ理由からとなっています。 カリキュラムがあれば、ひとまず通り一片の技術や知識は手にできるでしょう。 でも、本当にそこに物作りの喜びはあるのでしょうか。 家の女性たちが家族を想い、布を織り、服を仕立てていたあの頃には、やらなければいけなかった家事である以上に、家族の命を守るモノ(服、布)を作っているというかけがえのない愛情がそこにはあったはずです。 それと同じように想いを込めて、、、とまでは言いませんが、やっぱり僕は、織りたい人に、織りたいモノを織ってもらいたいです。 あと、カリキュラムがなくても織ることができるようになるという、手織りの気軽さも感じていただきたいです。 現に、僕もカリキュラムがない中で手織りを学び、今に至っています。 もちろん、織りたいものを織ることができるようになるには、時に順序だててお伝えした方がよりイメージ通りに織れるようになる場合もあります。 急がば回れ、というやつですね。 そういった時は、そのことをお伝えした上で、それでも、「今、織ってみたい!」という気持ちがあるのならば、チャレンジしてもらいたいと思います。 それで、もしタテ糸作りに時間がかかりすぎて大変になってしまったり、知識や経験がないために思ったようにならなくて、楽しく織れなくなってしまった場合は、そこからどうしたら楽しく織ることができるようになるか、必要以上の時間がかからないで織ることができるようになるか、できる限りサポートしていきたいです。 急がば回れ、と言いましたが、「やりたい時にやりたいことをやる、やってみる」こと以上にポジティブなことはないと思っています。 そこは、恐れずどんどんチャレンジできる場としてゴーシュはありたいです。 織りたいもの、形が明確にある方には、もしかしたらカリキュラムが必要な場合があるかもしれません。 そんな方はぜひご相談くださいね。 現時点、僕がお伝えできることすべてで、対応していきたいと思っています。 「織りたいものが織れる場所」として、今年もゴーシュはじっくりしっかり進んでいきます! 追伸 僕がこれまでどんな作品を織ってきたかを、tsutaeのHPよりworksからご覧いただけます。 最近の作品はinstagramのtsuyoshisakayoriでアップしています。