土仕事 2023.04.12 つくばに戻ってきてまずしたことは掃除。その後は繁茂する緑たちを整える庭仕事。そして夏野菜の種を蒔く土仕事。どの仕事もとても心地よく、ありがたい瞬間ばかりでした。葉が生い茂る前に柿の木を剪定し、その枝でお庭に小さな塀を作っています。枝を積み重ねて壁のように仕立てているのですが、その隙間にカナヘビがいました。よく見ると大きな子、小さな子、合わせて4匹も。親子かなぁ。枝と体の色が似ているから安心しているのか、僕が近寄っていっても逃げようとも隠れようともしません。おいおい君たちどこにいるかみーんな見えているよ、仲良くね。昨年はお花は咲くも全く実らなかったプラムですが、今年は豊作の予感です。小さな実があちらこちらになっていて、早くも摘果しないと?なくらい目につきます。一昨年の豊作ではいろんな方々にお裾分けできました。今年もそんなハッピーなやりとりができるといいな。土仕事では種蒔きです。まずはとうもろこしにビート、浜クロピーという黒ピーマンも蒔きました。家庭菜園を始めるときに聞いた言葉。「食べたいものを植えるといいよ!」土によって育つ野菜、うまくいかない野菜はもちろんありますが、それでもまずはあれこれ考えるより、食べたいものを植えてみる!これは本当にそうだなぁ、と思いました。お花も好きなのですが、やっぱり収穫と食べる楽しみに目が眩んで?しまう僕。植えるとしたら野菜や果樹。収穫したらまずはひとくちパクリ。そのまま食べて、味を見て、さぁどんな料理がいいかなぁと考える。そんな時間が楽しいです。土仕事も庭仕事も、今目の前を整えているようで2~3ヶ月後、半年後のための仕事だったりします。種を植えたら芽が出て、ちゃんと育つか見守って。剪定をしたら樹形を整えて、程よく風が通るように、葉が重なりすぎないように。結果がすぐに見えない仕事ですが、それがとても心地よく、気持ちを穏やかにさせてくれます。織り機の前に座って、トントンカラリと手を動かしている時の気持ちに似ています。どんどん物事の進みが早くなって、すぐに結果が出て、楽しめて。そんな世の中の変化も進化のひとつですが、土から離れず、手を動かして日々を重ねることを足元に置いておきたいと思う土仕事でした。