可能性について

ゴーシュは、色々な可能性を感じられる場所でありたいと思っています。

暮らしのものを自分で作ることができること。
こうじゃなきゃいけない、なんて実は何もないこと。
上手にする必要なんて何もないこと。
それは手織りはもちろん、日々の暮らしだってそうだということ。
自分の好きなことを仕事にしていくということ。
心地いい暮らしをするということ。
大切な人を幸せにするということ。
知りたいと思った情報があるということ。
今まで出会えなかった人たちと出会えるということ。
自分の居場所がある思えること。
自分で選んで決めることができるということ。
これからも楽しく生きていけると思えるということ。

もうすぐゴーシュは2周年です。
今、集ってくださる方々がどうすればもっと楽に、楽しく、無理なく手織りを続けていけるようになるか。
暮らしの一部として、手織りを続けていけるのか。
ゴーシュを始める前に考えた仕組みが、このままずっと通用するとは思っていなくって、その時々で柔軟に変化させていきたいと考えています。
僕自身の手織り作家としての製作もどんどん変化していますし、その活動もしっかりと深め、飛躍させていくことが、結果的にゴーシュの可能性のひとつになると思っています。
以前、「手織りでご飯を食べていきたいんです」という方が相談に来てくれました。
その時僕は手織りを初めて8年、ゴーシュを初めて1年目でした。
そんな想いを持っている方がいて、僕みたいなのを見つけてくれて、相談に来てくれる。
続けていてよかった。
本当に、そう思いました。