うちのかあちゃん

先日お伝えした、母が織りに来てますよ〜のお話なのですが、大体火曜日に織りに来ることが多いです。眼科に行くとか、耳鼻科に行くとか、本屋に行くとか、外出の機会が火曜日に多いのかな、いろんな用事と合わせてゴーシュにも来てくれています。今日は織り途中のタテ糸セットからだったのですが、先週のことはすっかり忘れていたようで、「わからないから教えてくださいなっ」ってニコニコしながら言ってくるもので、我が母ながらもうチャーミングですわ。織りながら慣れてくると気になることも出てくるようで、「両端をまっすぐに織りたい。この前はできたのになんでだろうなー。やっぱりプロとの違いはこんなところかなぁ。」なんて。お花が好きで、生花の先生のところに通っていたりする母なのですが、そこではお花の型を学んでいるような、自分の気持ちのいい生け方を先生と一緒に探しているような、自分なりの美意識がある人なんだなーと話していて思います。手織りは始まったばかりもばかりなのですが、やっぱり手を動かしていると見える世界が広がってきます。ひとりひとり違う価値観(気になるところ)の会話をするのはいつでも楽しくって豊かな時間。メンバーさんや体験さんとは幾度となく重ねてきましたが、肉親(しかも母)となると、また新鮮な気持ちになっています。
来週末は兄の結婚式なのですが、そこに向けても母は「髪を染めた方がいいかなぁ。失礼があっちゃいけないもんね」と言いつつ、ちょっと面倒な気持ちもあるのかな、なんて僕は聞いていて思っていました。でも今日、母の手を見たらペティキュアがしてあって。あれ、それどうしたの?!かわいいねー!と言うと、嬉しそうに「お店でちらっと見かけてやってもらったの!それでいいなーと思って買ってきちゃった」ですって。うちのかあちゃん、かわいいでしょう!