100年後の未来

これから日本がどうなっていくのか、来月の状況すらも見えにくい現状ではあるのですが、だからと言って前に進まずにはいられません。
手を動かすこともやめられませんし、未来にしか向かえません。
なので、思い切って100年後を想像してみました。

・宇宙旅行が一般人でもできるようになっている。
・火星に移住している人がいる。
・自動運転を飛び越えて、もはや移動する人が激減。
・地域ごとの小規模コミュニティで成り立つ経済が日本中で確立。
・同時通訳がめちゃんこ早くなって言葉の壁が無くなる。
・人生120年時代。
・ロボットが街中に普通に歩いていたりする。
・AI 大統領誕生。
、、、、、、と考えてみてもあまり出てこない想像力の乏しさったら。
最後のなんて手塚治虫漫画ネタだったりする。
でも、結構現実になっている事も多いので、改めて読み返したいところです。
「火の鳥」なんてほんとすごい内容。
今日は風が強くてびっくりでしたが、青空に見えるお月さまが透き通っていてとても綺麗でした。
あの裏側はどうなっているんだろうな〜。

COVID-19対応

街に行けばマスクは商品棚から消えているし、ならば自作だ!と思ったら今度ははゴム紐が無くなるし、果てにはトイレットペーパーやティッシュ、お米なんかも買い占めが発生しているとか。
こんな時は色んな所から情報がなだれ込んでくるから、何が本当か見えなくなってきます。
でも、そんなたくさんの情報を伝えるそれぞれの側の根底にも「思いやり」や「人を、社会を助けたい」という気持ちがあると信じたい。
肯定的な気持ちで、冷静に状況を見つめたい。
ということで、厚生労働省のコロナウイルスに関するQ&Aを見ています。

ゴーシュのような小さなアトリエには不特定多数の方がいらっしゃる場には当てはまらないと考えていますが、人同士の濃厚接触という場には当てはまりそうです。(上記サイト問14参照)
「一定時間以上の接触」の一定時間がどれくらいをさすのかは明記がありませんが、新型コロナウイルス自体が解明されていないので、こういった表現になるのだと理解しています。
これまでの感染状況を鑑みて、空気感染は起こらないものと考えて良さそうですし、マスクの有用性も見直した方がいいのかな、と感じています。
(予防用にマスクをすることは個人的に必要だと思うのですが、「感染症拡大の効果的な予防には、風邪や感染症の疑いがある人たちに使ってもらうことが何より重要」と全国マスク工業会、厚生労働省、経済産業省、消費者庁が言っています。)
時が経つにつれて状況も解明されてきて、正しい対応が確率されてくると思います。
「ゴーシュにいらっしゃる方々の安全・安心」を最優先の判断基準とし、この局面を乗り越えてまいります。


ゴーシュのコロナウイルス感染・拡大防止について

こんばんは。
atelierゴーシュの酒寄です。
これまで徐々に徐々にではありましたが、昨日、とうとう分かりやすく日本社会が大きく揺れたと感じています。
そんな中、少しでも安心が生まれたら、と思いお知らせさせていただきます。

・今頃ではありますが、ゴーシュのエントランス、お手洗いにも消毒スブレーを設けました。(無水エタノール、精製水、アロマで作っています。)
・みなさんが触れるドアノブ、織り機なども毎朝の拭き上げを徹底いたします。
・換気ももちろん毎朝しております。
・3月からは、オープン中のマスク着用もさせていただきます。
・会員さんには臨時休会の受付をしました。
・すでにご予約いただいている体験のみなさんも、無理なくご判断くださいませ。

何がどこまでできるか、どこまでを気にするかは人それぞれになってしまいますし、だからと言って全員の価値観に対応できないから営業しないとなったら経済活動が止まるわけで、それこそ目の前の暮らしが止まり、生きていけなくなります。自粛要請はいいのですが、ゴーシュの営みは止めたくないし(止めたら死んじゃう)、進み続けることで肯定的な価値観を表現していきたいと思っています。
続々と各地イベントの延期が発表されていますが、決断されたみなさんの背景を思うと本当に辛くなります。
ゴーシュで織ることが安心と共に在れるよう、最善を尽くします。
大変だけど、頑張りましょうね。

庭仕事

冬仕事と言えば、干し柿、柿酢、切り干し大根、味噌仕込み、キムチ作り、漬物色々、、、と食べ物のことが多いのですが、庭木の剪定もこの時期です。
植物たちが寒さで落ち着いている時に、枝葉を整えさせてもらって、春の芽吹きの一助になるといいな、と手を動かします。
ゴーシュが始まって1年目はどうしていいか分からず、ひとまず伸びた枝を切り取るばかりの剪定でした。調子に乗って切り過ぎてしまって、禿山みたいなスカスカの木になってしまったもしたのですが、それでも、春には新葉がむくむくと開いてきますし、プラムやゆずの実りが良かったり、ならなかった枇杷が実ったりするので、少しずつやり方も調べつつ、毎年順番に剪定をするようになっています。ゴーシュのお庭で一番高い木は、クスノキでしょうか。
4~5mくらいあるのですが、上まで登ってチョキンチョキンと切っていきます。
時々離れて全体を見ながらバランス考えて、、、、。
そうするといつしか、大きな造形物を創っているような気持ちになってきます。
プラムもどんどん上に伸びるし小枝も茂ってくるから、細かく刈りそろえて横に広げたほうが収穫がしやすいぞっ!と、思い切って太い枝を落としてみたり、、、。
庭師さんや園芸家さんとか、「木」というものと関わるお仕事の方の凄さというか、バランス感覚の難しさというか、本当に感じ入ることが多い庭仕事です。
ゴーシュにいらした時は、ぜひお庭にも出てみてくださいね。

お漬物

昨年の目標は「発酵」ということで、柿酢や甘酒、塩麹、ザワークラウト、麹の培養などなど思いつくままにやってみたのですが、先日白菜の漬物をしました。
大きな樽に1/4に割った白菜詰めて塩振って、鷹の爪や昆布なんかも入れてみて。小さい頃は全く興味のなかったお漬物ですが、今では作り方、実際に作ること、そして食べること、じかんが経つにつれて酸味が増して味が変わっていくこと、、、いろーんなことが楽しくってしょうがありません。
白菜詰めながら、「そういえばじいちゃんとばあちゃんが毎年冬になるとこんなことしてたなー」なんて思い出しました。
煮物を作るのに里芋の皮をいていると「そういえばとーちゃんが好きでよく自分でこうして皮むいてたな」と亡き父を思い出します。
暮らしの仕事に興味を持つようになったのは手織りを始めてから。
お洋服の見方が変わって、いつの間にか、気持ちいい暮らしの見え方も変わっていきました。
そうしたら、じいちゃんばあちゃん、とうちゃんを思い出しながら白菜を漬けるようになるなんて。
手織りを続けててよかった。
続けさせてくれた世の中とみなさんに改めて感謝!
今日も白菜がポリポリシャキシャキ、おいしいなぁ。

あけましておめでとうございます

久しぶりにのんびりしたー!という感覚のお正月も師走かのように、あっという間に終わりまして、今年もatelierゴーシュオープンしました。
昨年は9月からゴーシュのメルマガなんてものを始めてみたり、今年は早速ゴーシュ基金なんて作ってみたり。。。
導かれるように始めたゴーシュですが、アトリエで、イベントで、展示会場で、たくさんの出会いを重ねるほどに色々な思いが浮かんできます。
そうして、やりたいことと、今できることと、積み重ねていくべきことと、気持ちのいい順番を探しながら始まったのがメルマガであり、その中で思い浮かんだことがゴーシュ基金だったりします。
(メルマガ読んでみたーい!という方は画面右側、お問い合わせ・ご予約からメッセージくださいませ。とても嬉しいです。)
自分の頭の中を整理するためにもこうして人の目につく場所で文字化するというのは、けっこう僕にとって心地いい作業だったりするのですが、ブログとインスタと両方読んでいて面白みのあるものにしたいな〜なんて欲もあったり時になかったりするので、なかなかブログは筆が重かったりしちゃいます。
インスタは3年目ともなり、オープン日の始めと終わりに投稿するという流れが身体に馴染んできました。
あとはこのブログですねー。机に向かって、キーボードを触るという時間をちゃんと作りたい。
事務仕事はとっても苦手なのに(5分で眠くなる)、ブログはどうにか書きたいと思ってしまう。
なんでだろう。不思議なものです。

取り急ぎ、年賀状が無くなったので、お返事はゴーシュの寒中見舞いで書きたいと思っています。
自分から出したものと、いただいたものに書くお返事と、なんだか普段のお手紙とは違うやりとりが見えてきて面白い。
色々なことがメールで済ませられることも多くなってきましたが、年賀状の風習?は続けていきたいものです。
だって、なかなか会えない人にお手紙出せる格好の理由なんですもの!

岡本仁さんの本

岡本仁さんの文章に胸をぐっととつかまれています。読んでいるのは「今日の買い物」という本なのですが、その名の通り、お買い物したものについて書いたブログをまとめた内容になっています。それは、物だったり、食だったり、お買い上げした物はつまるところその体験なのかもしれないな、なんて思いながらページをめくっているわけですが、読んでいてとても気持ちが良くなる文章なのです。テンポがいいのか、文脈が心地いいのか、起承転結に巻き込まれているのか、何が気持ちいいのか言葉にできないのですが、1ページに一品という形式でエピソードと共に綴られるそれは、読後の爽快感がそれはそれは心地よく気持ちいいのです。どんどん読みたくなってしまう。あまりにもどんどん読めるからもったいなくなってしまって、「5ページずつ読もう、いや10ページずつにしようか」なんてどうでもいい自分ルールを決め始める始末です。お酒を飲みながら読んだら、それこそお酒が進んで進んで、美味しくなってしまってしょうがないだろうな。なんて思います。飲みすぎてちょうど10ページくらい読んだあたりで眠くなったりしたら楽しいな、なんて変な想像もさせてくれるあたりが本当に楽しい。つくばに帰ってきてからというもの、新しく読むと言ったら自然農の本だとか、自分で作る電力の本だとか、完熟堆肥の作り方だとか、いわゆる実用的な暮らしに直結系な内容の本が多かったのです。でも、岡本さんの本、文章も、テーマはお買い物とありますが、読んでいる時間をワクワクさせてくれて、物や事との関係をより豊かに心地よくしてくれるという点で、暮らしの一部になってくれる直結系の本でありました。これからも読み進めるのがとても楽しみです。

応急救護の講習会に参加しました。

東京展、大阪展と無事終わってただいまつくばでの夫婦展真っ最中。
これまでと違うのは、お店さん企画の展示会ですので、終日在廊の必要がなく、製作やその他の活動のために動く時間をもてることです。(週末は在廊します)
そこで先週末、町内会で行われた「応急救護講習会」に参加してきました。
人が呼吸停止の状態に陥った際に、そういう対処をしたらよいかを学んできたのですが、自動車免許取得以来の講習です。
おぼろげな記憶と比べても、色々知らなかった!知っていてよかった!と思うことばかりでした。


・吐瀉物があったり、血液があったりで人工呼吸ができなくっても、胸部圧迫(心臓マッサージ)ができれば、それで身体に酸素を送ることができる。
・直接の人工呼吸だと、感染症が移る恐れもある。無理してすることない。
・呼吸停止にはひとまず胸部圧迫。
・胸部圧迫は「強く・早く・絶え間なく!」が重要。
・胸部圧迫はみぞおちの上あたりを、5cmへこむくらいしっかり押す。
・それこそ、骨折れちゃうんじゃないの?!ってくらいだけれど、それでもしっかり押す。(自転車空気入れのイメージ、ストロークをしっかり!)
・骨が折れたとしても、呼吸が戻らなかったら圧迫は続ける。
(これにはびっくりしました。骨が折れても後で治る。呼吸が戻らなかったらその場で死んでしまう。なるほど。)
・実際の人相手には、びっくりしちゃってしっかり押せないもの。だからこそ、「強く・早く・絶え間なく!」の意識でしっかり胸部圧迫を!
・1年間で6万人が急性の呼吸停止で亡くなっている。
・救急車が到着するまでの約9分だったかな?の初期処置で、生存可能性が倍くらい違う。
・周りの人に助けを求める時は「誰か!」とは言わずに「そこのあなた、救急車を呼んでください!」と目を見て指名する。

ひとまずこんなところでしょうか。
より正確な数値が気になる方は消防庁HPなどで調べていただくとして、上記を知っているだけでも、もしも自分の目の前の人が倒れた時、呼吸停止に陥った時に慌てないで済むような気がしました。

他にも災害対策のこととか、これは有益と思えるものはメモも兼ねて、ブログに書いていきたいと思いまっす!

稲刈り

tsutaeの展示会直前だってのに、稲刈りに行ってきました。
「時間がない」とは思わないのですが、みんな平等に与えられた時間の中で、どう動くか、どんなことを考えているかで、日々の密度が違ってくるんだな、という実感のもと、今年はやはりここは外せない気がしまして。。。
(ちなみに昨年は行きたいと思いつつ行けずじまい)

いつもお野菜を頂いている、どまんなか野菜のモッチーさんの田んぼへお邪魔してきました。
まず、目に付いたのは小田がけされた稲穂。
八郷の山々に囲まれた中に浮かぶその光景は、それはそれは美しかったです。
そして、手で稲穂を握り、刈り取り、昨年の稲からできた藁で束ね合わせ、天日に干す。
モッチーさんが日々の畑仕事の中で感じることや、気持ちのまんなかにあること、いろいろなことを聞かせてくれながら、進む手仕事。
そして時には、稲刈りよりもカマキリやイナゴ、カエルにばかり興味を示す友人の息子と田んぼを走り回ったり、モッチーさんは本当に穏やかに朗らかにわはは、なははと笑う気持ちのいい兄さん。
穏やかな口調で伝わるその言葉たちの中には、自分の価値観を持って生きて行くことの安心がたっぷり含まれていました。

機械でやればあっという間に終わる作業。
でも、こうして手を動かしながら、話しながら仕事をする時間は無くなっていく。効率が良くなって、でも、楽しい時間がなくなって。
どちらがいいかは人それぞれだけれど、僕も、この時間が好きだし、大切だって思うし、感じられてよかったなって思う。
そうして、自分のことで言えば、どうしたって時間がかかる手織りだけれど、その工程の中にある楽しさや奥深さや、時間がかかるからこそ見つかる喜びや、それこそ、機械には生み出せない布があるってことを再確認しました。
織りをしたい人が集ってくれるアトリエでの時間が、より一層大切に思えました。

来週から始まるtsutaeの展示会。
ゴーシュはその間、臨時でお休みをいただきますが、その分たくさんの楽しいことを持ち帰って、みなさんにお話したいと思っています。

東京スピニングパーティー

インスタでも少しお知らせしていてた、東京スピニングパーティー。
駆け込みでトンボ帰りでしたが今年は行ってきました。
そして、行けてよかった!な時間でした。
自分の好きな道、信じる道を突き進むエネルギーだったり、しかもそれが世の中のスピードではなく、やっぱりそれぞれ自分のスピード感の中で進んでいる雰囲気だったり、とても肯定的な空気に満ちた場でした。
知らない世界を知ることってやっぱり楽しいし、価値観がどんどん広がっていくから、いろんな物事に対しての受け入れ態勢が整っていく感じがします。
知らなかったことに対する驚きはあるけれど、それ以上に嬉しさが増すというか、、、。
まだまだもっと、これから色んなモノづくりができるんだなーって、ワクワクする。
紙糸の紙縒り(こより)体験をしてきたのですが、紙糸からできる紙布のこととか、洗っても水に溶けたりしない紙の素材のこととか、本当に興味深かったです。
世の中の大きな流れは常に知っておかないといけない、という気持ちでアンテナ張っていますが、こういった脈々と受け継がれている技術や価値観、地に根を張った暮らしの仕事については、無意識に細胞が反応してしまいます。
これから手織りシーズンどまんなかになる一歩手前、しっかりガソリン入った気持ち。
来年も行きたい、スピニングパーティー。