撮影

今日はtsutaeの展示会に向けて、作品撮影をしました。
会場に来られない方に向けてのネットショプ掲載用作品です。
これまでも作品撮影はしていたのですが、アーカイブにしていくためだったので僕が自分で撮ってファイリング管理していました。ですが、今回はみなさんに向けての撮影なのでカメラマンさんにお願いしての現場です。
撮る対象は変わらないのに、目的が変わると見る目も変わって、気になるところもどんどん増えて、今までにない緊張感でした。
デジタル撮影だからといって、無駄になるような画を撮らせてしまう訳にはいかないですし、でも後になってやっぱりもう一度撮ってください!ともなかなか言えません。

「本当にこの画でいいのか?」
「カメラマンさんを動かしてまでする意味のあることなのか?」
「この時間をちゃんと結果に結びつけられるのか?」

撮影中、背中がじわっと汗ばんできました。
自分だけで撮っていた時には気が付けないこと、プロの方とだからこそ見える世界は確実にあって、それを体感できたことがすでに意味にもなるのですが、やっぱり仕事である以上、きちんとした数字の結果を出さなくてはいけません。
イベント関係が軒並み自粛で、音楽関係の仲間たちは大変な状況にいます。
同じものづくりの仲間も、展示会、厳しかったと言っています。
どんな未来が待っていようと、僕も思いつくこと全部、しっかりやり切らなくちゃいけない。

展示会準備

今月末に渋谷ヒカリエで行うtsutaeの展示会準備をしています。
サンプルストールを織って、バリエーション考えて、洗って仕上げて、撮影して、もろもろまとめてブック作って、、、、そうそう、クッションも作ったからその撮影もしなくては。搬入段取りとその前にしっかり告知と、安全、安心対策と。。。
そうなのです。
新型コロナの影響でどうなるか分からないという現実がありながらも、展示会をしないということにはできなくって。
そこにはいろいろな気持ちがありますが、一番はやっぱり、経済活動を止めちゃいけない、という思いがあります。
そして、判断軸を自分の中に置いた上で、表現することを止めてはいけない、という気持ちでいます。
なんの保証もない中で、確かに感じる世の中の空気、ムードに流されてはいけないし、それってとても怖いことだと感じてしまいます。
世の空気は確かにあるのだけれど、出元や理由が明確じゃなくって、その「はっきりしていないもの、こと」に自分の今を盲目に委ねちゃいけないぞーと。
関わってくれる人たちの安心、安全が大前提ということは当然の意識として、こんな時だからこそできることをしたい。
挑戦を止めちゃいけない。
進むのだ!
ということで、tsutaeでオンラインストアの準備を進めています。
今までやらなかったことをやるチャンス!ですよね。
まずは未熟なサイトでもいいのでスタートさせます。
そして、ゴーシュでも同様に形にします。
ネットで販売できるものなんてほとんどないのですが、こんな時だからこそ楽しいことを増やしたいですもん。
なんてったって要領が悪い僕なのですが、一人でできることの最大値をこの機会に高めていきたい所存です。

3.11

どうしたら死ぬ時に笑ってあの世にいけるのかな、と改めて考えます。
それこそ、予想だにしない事態、状況に巻き込まれ、襲われ、死を覚悟しなくてはならなくなった時。
どう今を生きればその時笑えるのかな。
きっと。
きっととしか思えないのだけれど、何かを愛したしるしを遺せたら、なのかな。
何かに夢中に、熱中した、立ち向かった、やりきった記憶が自分の中にあれば、なのかな。

あるギャラリーオーナーの言葉を思い出しています。

「もう自己表現はお腹いっぱいなんだよね」

それは自分自身がしたいことをし続けてきて、その先に「誰かが表現する箱」であるギャラリーを作ったその人ならではの、意味深い言葉でした。

そして僕も思うのです。
自分ばかりが主体のことはもう何も楽しくないよなって。
周りの人たちに恵まれたおかげで、その時々に湧き上がる情熱に従って今まで生きてくることができました。やりたいことに突き進んで生きてきた感覚があります。そして迷いながら、揺れ動きながら、時に立ち止まり、でも、僕なりに進んで来られました。本当に、ありがたいことです。
だから、これからは、もっともっと人のことに心を砕けるようになりたい。
世の中のことをしっかりと見つめたい。
子供たちに、希望のある未来をつくりたい。

そのために、ゴーシュで何ができるか、tsutaeで何ができるか。
あの時描いた未来を、これがベストだと決めつけることなく、臨機応変に変わっていきたい。変化を恐れず、挑戦し続けていきたい。
そして、いつも一番近くにいてくれる人を、目の前にいるその人を、何よりも大切にしていきたい。

反省

画像はインスタグラム(@atelier_gauche)に載せているからブログには載せなくていいかな、、、と思うようになったのは、メディアの使い分けをしたい(した方がいい)という気持ちが強くなったからです。
たくさんあるSNSではそれぞれユーザー層が違うし、できるだけたくさんの人に知ってもらいたい、見てもらいたいから、投稿をリンクするようにして、ブログをあげたらその記事がインスタでもツイッターでもフェイスブックでもアップされるようにして、、、としていた頃もあります。
でもそれって、全部フォローしてくれている人がいると仮定したら、その人にとってはとてもつまらない表現になってると思うのです。
なので、ブログではいっそのこと画像は無くして、言葉でのみの表現にしよう!となっています。
、、、、にも関わらず、今朝のゴーシュインスタでのシルク糸入荷お知らせは、ブログの要約文になってしまった、、、、。
なんてこった。
インスタからブログを見に来てくれる人もいるかもしれない。
むしろ、ブログを先に知って、後からインスタに行く人なんて、このSNS全盛期の今ほとんどいないだろうという変な甘えがあったのかもしれません。(何の甘えだ?)
ならば、インスタからブログ→要約文から本文みたいな感じになるからいいのかな、みたいな?
なんだかよく分からない感じになってますが、最近自分でも不思議な感覚で文を書くことに迎えています。なのにも関わらず!な気持ちになったので、今日はちょいと反省文。でした。

そして最後に。新型コロナについて、僕は朝日新聞、yhooニュース、NewsPicksから情報を得ていますが、NewsPicsは有料経済サイトにも関わらず、無料で公開しているページがあります。有料ページへ誘導するような意図も感じられませんし、内容もとても信憑性があるのではないでしょうか。
いろいろな情報のひとつとして、お知らせしてみますね。


英会話

今年こそは、今度こそは、と言いながら後回しにできてしまう事は後に回してきたりしてしまうのですが、それこそ、今年こそは!と決めて、英会話に通い始めたりしています。先月からなので、本当に「行ってます!」なんてまだ言えないのですが、今日がその2回目でした。つくばのイベントに出店した際に出会ったヨーロピアンスクール。普段は子供達にアートを教えているそうですが、大人向けに英会話もしている、という事がずっと頭の中にあって、それこそ、その時話した代表のミッシェルさんの感じがめちゃくちゃ良かったことを覚えていて。
スクールと言っても、話題は日常の会話で、授業という感じでは全くありません。世間話しながら、コロナの影響はどうだ、スリーランスに優しくないよね安倍さんとか、つくばの仲間たちの話とか、奥さんとの出会ったきかっけとか、それこそミッシェルさんと少しずつ仲良くなっていく感じのやりとりです。
もちろん?あれも言いたいこれも言いたい、でも文法わからない、単語もわからない、もどかしいもどかしい!となるのですが、これがいわゆるモチベーションアップのきっかけというものでして、ここ最近感じていなかった種類のアドレナリンがビシビシ出てきます。スクールを出る時はちょっと体が火照って汗ばんでたりするんですね。ちょっとびっくり。
ゴーシュでは穏やかに、ゆるやかに〜な雰囲気を大切にしているので、汗ばむ事なんてまずない。手織りしてて汗かいてたらびっくりしちゃう。
だから、違う感覚を働かせてるって時点でもう英会話に通い始めた意味あるかも、と感じています。
あとは、ゴーシュでメンバーさんとか体験さんに無意識で「How are you today!?」とか口走ってしまうようになったら完璧ですね。

確定申告

今日は確定申告へ行ってきました。
独立してから3年目。少しは慣れてきたかと思いきや、アレヤコレヤと知らなかった!なんて事も多く、まだまだネットで申告などできません。これはどうなの?どうしたらいいの?なんて疑問を解消すべく、市役所へ申告相談に。
開庁の9:00に合わせてやる気まんまん10分前に到着したら、すでに先約のみなさんがたっくさん。4/16まで延長になったんだからすいすい〜!とできるかと思いきや、、、でした。
しかも、僕の相談内容は税務署員さんに聞いてもらった方がいいですよ、との事で申告も保留に。
なかなかどうしてすんなり行かない確定申告。
とは言っても、世の自営業者さんや店長さんとか、経営者のみなさんがこれをしているんですよね。お母さんたちも家計管理という形で家計簿つけていますもんね。
数字とにらめっこはいつも5分でダウンするのですが、それでも続けていると、世の中がどんどん身近になってきて、色んな物事の背景が見えてきます。
知らない事を知るってやっぱり楽しい。
だから面倒だなんて思わず、今度は税務署へレッツゴー!ですね。

100年後の未来

これから日本がどうなっていくのか、来月の状況すらも見えにくい現状ではあるのですが、だからと言って前に進まずにはいられません。
手を動かすこともやめられませんし、未来にしか向かえません。
なので、思い切って100年後を想像してみました。

・宇宙旅行が一般人でもできるようになっている。
・火星に移住している人がいる。
・自動運転を飛び越えて、もはや移動する人が激減。
・地域ごとの小規模コミュニティで成り立つ経済が日本中で確立。
・同時通訳がめちゃんこ早くなって言葉の壁が無くなる。
・人生120年時代。
・ロボットが街中に普通に歩いていたりする。
・AI 大統領誕生。
、、、、、、と考えてみてもあまり出てこない想像力の乏しさったら。
最後のなんて手塚治虫漫画ネタだったりする。
でも、結構現実になっている事も多いので、改めて読み返したいところです。
「火の鳥」なんてほんとすごい内容。
今日は風が強くてびっくりでしたが、青空に見えるお月さまが透き通っていてとても綺麗でした。
あの裏側はどうなっているんだろうな〜。

岡本仁さんの本

岡本仁さんの文章に胸をぐっととつかまれています。読んでいるのは「今日の買い物」という本なのですが、その名の通り、お買い物したものについて書いたブログをまとめた内容になっています。それは、物だったり、食だったり、お買い上げした物はつまるところその体験なのかもしれないな、なんて思いながらページをめくっているわけですが、読んでいてとても気持ちが良くなる文章なのです。テンポがいいのか、文脈が心地いいのか、起承転結に巻き込まれているのか、何が気持ちいいのか言葉にできないのですが、1ページに一品という形式でエピソードと共に綴られるそれは、読後の爽快感がそれはそれは心地よく気持ちいいのです。どんどん読みたくなってしまう。あまりにもどんどん読めるからもったいなくなってしまって、「5ページずつ読もう、いや10ページずつにしようか」なんてどうでもいい自分ルールを決め始める始末です。お酒を飲みながら読んだら、それこそお酒が進んで進んで、美味しくなってしまってしょうがないだろうな。なんて思います。飲みすぎてちょうど10ページくらい読んだあたりで眠くなったりしたら楽しいな、なんて変な想像もさせてくれるあたりが本当に楽しい。つくばに帰ってきてからというもの、新しく読むと言ったら自然農の本だとか、自分で作る電力の本だとか、完熟堆肥の作り方だとか、いわゆる実用的な暮らしに直結系な内容の本が多かったのです。でも、岡本さんの本、文章も、テーマはお買い物とありますが、読んでいる時間をワクワクさせてくれて、物や事との関係をより豊かに心地よくしてくれるという点で、暮らしの一部になってくれる直結系の本でありました。これからも読み進めるのがとても楽しみです。

稲刈り

tsutaeの展示会直前だってのに、稲刈りに行ってきました。
「時間がない」とは思わないのですが、みんな平等に与えられた時間の中で、どう動くか、どんなことを考えているかで、日々の密度が違ってくるんだな、という実感のもと、今年はやはりここは外せない気がしまして。。。
(ちなみに昨年は行きたいと思いつつ行けずじまい)

いつもお野菜を頂いている、どまんなか野菜のモッチーさんの田んぼへお邪魔してきました。
まず、目に付いたのは小田がけされた稲穂。
八郷の山々に囲まれた中に浮かぶその光景は、それはそれは美しかったです。
そして、手で稲穂を握り、刈り取り、昨年の稲からできた藁で束ね合わせ、天日に干す。
モッチーさんが日々の畑仕事の中で感じることや、気持ちのまんなかにあること、いろいろなことを聞かせてくれながら、進む手仕事。
そして時には、稲刈りよりもカマキリやイナゴ、カエルにばかり興味を示す友人の息子と田んぼを走り回ったり、モッチーさんは本当に穏やかに朗らかにわはは、なははと笑う気持ちのいい兄さん。
穏やかな口調で伝わるその言葉たちの中には、自分の価値観を持って生きて行くことの安心がたっぷり含まれていました。

機械でやればあっという間に終わる作業。
でも、こうして手を動かしながら、話しながら仕事をする時間は無くなっていく。効率が良くなって、でも、楽しい時間がなくなって。
どちらがいいかは人それぞれだけれど、僕も、この時間が好きだし、大切だって思うし、感じられてよかったなって思う。
そうして、自分のことで言えば、どうしたって時間がかかる手織りだけれど、その工程の中にある楽しさや奥深さや、時間がかかるからこそ見つかる喜びや、それこそ、機械には生み出せない布があるってことを再確認しました。
織りをしたい人が集ってくれるアトリエでの時間が、より一層大切に思えました。

来週から始まるtsutaeの展示会。
ゴーシュはその間、臨時でお休みをいただきますが、その分たくさんの楽しいことを持ち帰って、みなさんにお話したいと思っています。

東京スピニングパーティー

インスタでも少しお知らせしていてた、東京スピニングパーティー。
駆け込みでトンボ帰りでしたが今年は行ってきました。
そして、行けてよかった!な時間でした。
自分の好きな道、信じる道を突き進むエネルギーだったり、しかもそれが世の中のスピードではなく、やっぱりそれぞれ自分のスピード感の中で進んでいる雰囲気だったり、とても肯定的な空気に満ちた場でした。
知らない世界を知ることってやっぱり楽しいし、価値観がどんどん広がっていくから、いろんな物事に対しての受け入れ態勢が整っていく感じがします。
知らなかったことに対する驚きはあるけれど、それ以上に嬉しさが増すというか、、、。
まだまだもっと、これから色んなモノづくりができるんだなーって、ワクワクする。
紙糸の紙縒り(こより)体験をしてきたのですが、紙糸からできる紙布のこととか、洗っても水に溶けたりしない紙の素材のこととか、本当に興味深かったです。
世の中の大きな流れは常に知っておかないといけない、という気持ちでアンテナ張っていますが、こういった脈々と受け継がれている技術や価値観、地に根を張った暮らしの仕事については、無意識に細胞が反応してしまいます。
これから手織りシーズンどまんなかになる一歩手前、しっかりガソリン入った気持ち。
来年も行きたい、スピニングパーティー。