クツの日

昨日は9月2日、クツの日でした。
ジュコさんのシューズブランド「JUCO.」が生まれて14年。
つくばのあたたかなレストラン、シェ・レノンさんでお祝いしました。
僕とジュコさんは出会って4年、家族になって3年ですが、この間だけでも本当に色んなことがありました。アトリエの引越し、結婚に伴うつくばへの移住、長年仕事を共にしたスタッフの退職、職人さんとのコミュニケーション、ものづくりの仲間たちとのやりとり、、、会えば仕事の話を当たり前にし、それが楽しくって、暮らしも仕事も分けることなくたくさんの話をして、感情の交換こをしてきました。
そうして今、頼れる仲間たちと仕事ができていることがとても嬉しいのでしょうね。ものづくりを生業にする以上必ずある「生みの苦しみ」は無くならずとも、日々がとても充実している様子が伝わってきます。
本当によかった。
スタッフのみなさん、ありがとうございます。
僕が言うのも変かもしれませんが、ほんとそう思わずにはいられません。
靴業界は大手がどんどん無くなっていくんですって。
職人さんも高齢化が進んでいて、「この人がいなくなったらこのデザインの靴が作れなくなる」ということも珍しくないそうです。
手織り人口も少ないと思っていましたが、靴作りをする人(生業にしようとする人)も、とても少ないのですね。
ゴーシュにはまだ、「手織りを仕事にしたい!」というような方はいらっしゃいませんが、もしそんな日が来たら、できる限り力になりたいです。
仲間が増えるんですもの、最高に嬉しいことですよね。
ジュコさんにも、これからも作りたいクツを作り続けられるよう、しっかりと寄り添っていきたいです。
14周年、本当におめでとう。
これからも、ものづくりの日々を一緒に楽しんでいきましょうね。

「JUCO.」

今日から運動!

継続は力なり、と言いますが、これは本当にそうだと思っていて、続けていくことでしか見えない世界や感じることのできない世界があると思っています。
手織りを初めて今年は10年目、個展での作品発表を初めて9年目なのですが、織りを始めた当初に出会ったお店さんや作り手仲間に最近会って、今でも手織りの活動を変わらずしていることを伝えると、それだけで「すごい」と言われることが多いです。続けられていることがすごいって。そこにはいろんな意味が込められているのでしょうが、「好きはあっという間に継続なれ」と言いますか、本人には大した自覚もなく、大変なことも、そこまで深刻にならずに(なりすぎずに)続けてきたように思います。
そこでそこで、やはり織り以外にも、これまでしてきていなかったことや続いていないこと(英語の勉強、イラストレーター、日々の運動、筋トレ、新聞のスクラップ、、、、いろいろ)をここで意識的に始めてみようと思います!
なんで今日?というところなのですが、そこは思ったが吉日。
明日からやる!でなくて、今日からやる、が何かを始める秘訣のような気がしているので、今日から「何かしら毎日運動!」をしようと思います!
織っているとどうしても肩首背中が固まってきます。前傾姿勢で疲れが出たりもします。なので、これからもいいもの楽しく気持ちよく織り続けるためにも、日々の運動!ということで、今日は手始めに軽くぶら下がり運動、懸垂(けんすいって難しい感じですね!)5回×4セット(インターバル30秒)。
数にしたら少ないのに、すっごくしんどい!

お盆、終わって

お盆は我ながらびっくりするくらい!のんびりしてしまいました。
どこかに遠出するわけでもなく、ほとんどつくばにいたのですが、それでも普段と違う時間を過ごすことは心地よくって、贅沢な体験でした。
なかなか会えない仲間たちと会ってご飯を食べて、時間を気にせずゆっくり話して、家族のことや仕事のこと、とりとめもなく色々な価値観を再認識しました。
中には、庭仕事をしたい!と言ってくれる仲間もいて、一緒に庭木の剪定をしたりしましたよ。仕事では自然と触れ合うことがないから、とても気持ちがいいそうです。木に登っての剪定は、ジムに行くよりいい運動になる!と言っていました。日が照りつける中、アラウンド40のおじさん二人が声を掛け合い汗をかきながらする庭仕事の絵は、以外に悪くなかったんじゃないかなー。なんて。
そうそう、水分補給は最近よく作る自家製紫蘇ジュースなのですが、塩を少し入れるとなんとポカリスエットみたいな味になって、より吸収がいいように感じます。糖分、塩分、クエン酸、、、ポカリみたいなものですね。

酒寄家の家族たちとの時間を持てたことも嬉しかったことのひとつです。
それぞれ家庭や仕事で独立し、自分たちの暮らしのリズムができるとどうしてもみんなで集まるということが難しくなります。でも、お盆をきっかけにして集まって、同じ時間を共にすることができるのは、本当にご先祖様に感謝ですね。
お迎えに行って、送ること。その年での役割分担になっていますが、それでも、連絡を取り合えることが嬉しいものです。
会いたい人に会えない時間が多かった分、今まで以上に人との繋がりを大切に思います。世の中が変われば、思いやりの形も変わっていく。それこそ、変わらないものなんてないよなー、とも思います。でも、変わらない関係を続けていく、築いていくためにも、臨機応変にできる状況を保ちたいと思います。

8月のゴーシュは例年通り?のんびりですが、お庭でぐんぐん育つ藍の生葉染めが好評で嬉しい限り。僕自身学びながら、メンバーさんと一緒に楽しんでいます。今年も実りの秋に出会えるよう、地に足つけて、この夏を楽しもうと思います。

つくばで自転車

つくば駅前でレンタサイクル、1日8:30〜18:00で¥500。(2020/08/10現在)
自転車の街つくばという言葉も聞こえてくるくらいですし、たまにはこんな休日もいいかと、お昼からぐるーっとつくば駅周辺をサイクリングしてきました。

まずはおなじみCOXでランチして、diariseでお洋服を物色、5月にオープンしたばかりのアントルポ(チーズとワインのお店in天久保2丁目)で明るいうちからグラスを鳴らし、千年一日さんで河合画伯の画を堪能。気に入った2枚の画が先客のご夫婦と全く一緒で話が盛り上がり、おとなりPEOPLE BOOK STOREでお客さんとビールを飲んでいる植田さんを見てほっこりし、わかたろうでわかちゃんのポテトサラダに舌鼓。最後は噂のフィンラガンへ初訪問。つくばの夜を感じつつ、楽しすぎて時間に帰れずレンタサイクル延長はお約束。
1日に7件も周りましたが、風を切るライディングはとても気持ち良くって、ほどよい疲労感と共に帰宅となりました。
自転車に乗るだけで視界が変わり、いつもの道がまったく違う景色に変わる新発見。想像したら分かりそうなものですが、実際に体験すると想像とはまた違った感覚と出会えました。休日はつくばで自転車。おかげさまで充実の休日。これはリピートありです!

原爆の日

毎年やってくるこの日を、毎年ちゃんと意識できるようにしていたいと思いました。恥ずかしながら、朝刊の一面に書かれていなかったら気づかずに位置日を過ごしてしまったかもしれません。新聞とっていてよかった。毎日ちゃんと読めているわけでないけれど、一面、二面、天声人語は欠かさず目を通しています。オンラインのニュースサイトも登録していますが、新聞をめくる感覚がなぜか気持ちよくって、更新を続けています。読むのにあんなに場所取るし、片付けるにもかさばるし、だけど新聞の良さを再認識。75年も前のこととはいえ、地球の歴史でいえばほんのついさっきのことでしょう。戦争を体験した方から、何度か直接お話しを聞かせていただいたことがあります。戦後をたくましく生きて来られたあの方々がいたからこそ、今の僕たちの暮らしがあると思うと、ご年配の方々には感謝と尊敬しかありません。価値観はどんどん変わっていくものですし、それが自然なことでもありますが、やっぱり忘れたくない出来事や知らなくちゃいけない歴史がたくさんあるように感じます。自然のなかに生きる人間という生き物として、優しい未来を作るために、学ぶ気持ちを失くさずにいようと思います。

お掃除

梅雨が終わってピカーンとした晴れが気持ちのいい週末。
そこかしこに溜まった湿気を思い切り吹き飛ばしながら、気になっていたあそこやここのお掃除をしました。
今すぐやらなきゃいけないわけではないのだけれど、ちょっと目についてしまったが最後、毎日そこが気になるようになって、でも、日常生活に大して支障があるわけでもなし、他にもやらなきゃならんことはたくさんあるから、そこは明日にしよう、、、、また明日、、、今度の週末に、、、、。
といってどんどん先延ばしにしてしまうことってありますよね?
誰にだってありますよね?
そういうものですよね?!
そんなところを重い腰あげてようやくお掃除しました。
お天道様が背中を両手でとんっと押してくれたんですね。
いやー、気持ちよかったですよ。
こんなに気持ちがいいなら早くお掃除すればいいのに。
ね。
世の中にはお掃除上手さんや整理整頓上手さんや予定組むのが上手な人や、いろーんな整え上手さんがいますが、みなさんほんとすごい。
毎日のちょっとした時間で少しずつ手を入れたり、段取りがいいんでしょうね。
お掃除終わってスッキリきれいになった気持ちいい空間を想像できれば、気になっていたあそこも自然ときれいにできる気がしてきました。
後回しよ、さようなら〜
と言ってみた途端に気になる所がまた増えた気がしましたよ。

嬉しいこと- 紫蘇ジュース

最近ゴーシュでは紫蘇ジュースをお出ししています。
この時期になるとお庭のあちこちからわさわさと生えてくる青紫蘇。
紫蘇ジュースといえば鮮やかなピンク色のイメージですが、青紫蘇でもしっかり味と香りがする!ので、いらっしゃる方々の潤いになれば、と作っています。
そうしたら先日メンバーさんが、お家でも作ってみたよ〜、と。
紫蘇ジュースが美味しくかったから、お庭に紫蘇が生えてたし、自分もやってみましたよ〜、と。
こういうの、ほんとうに嬉しいです。
価値観が共有できて、ぐるっと巡った感じといいましょうか。
僕は僕で、シンプルに紫蘇ジュース好きですし、お庭に自然に生えてくるもので作るという過程も楽しいですし、「僕、こんなものが好きですけど、いかがですか?」というくらいの感覚でしたが、こうして、自分でもやってみた!という反応がいただけると、これこそがより楽しいし素敵だ!なんて思ってしまいました。自分の気持ちの中だけで止めずに、作ってみる、形にしてみる。これってすごい楽しいなーって、改めて感じてしまって。
「自分でする」って自分で動かなきゃいけないから一見できることがどんどん限られてくるように思うのですが(実際その側面もありますが)、それでも、自分がいいな〜と感じたことは自分でやってみる、形にしてみるって、できることが増えていくことだし、濃度が高くなっていくっていうのかな。そんな感覚がずいずい湧いてきます。先日の金継ぎなんてまさにそうですし。
そんなこんなで嬉しいと感じたこともこうして書き残しておきたい!と思った早起き朝の投稿でした。

金継ぎスタート

金継ぎに挑戦し始めました!
使い続けてふとした時に割ったり欠けてしまった器たち。
捨てるには忍びなく、と言ってもボンドで付ける訳にも行かず、溜まりに溜まった子たちにようやく再び出番が、、、!
4年くらい前に一度したっきりの金継ぎですが、その素材の面白さや工程の段取り、歴史を見ても1万年以上前から使われていた素材だっていうのですから、これはもうドキドキものです。やるしかないのです。
漆が乾くには湿気が必要とのことで(乾かすのに湿気ですって!)、梅雨の時期が適期かな、と。しかしながら、完全防備。漆かぶれをしないように、素肌は絶対出しちゃいけません。ゴム手袋に長袖メガネ。体質によっては、漆を触っていないのにかぶれてしまう人もいるそうです。自分がそうか分かりませんが、そんな実験する訳にもいかず、恐る恐るじっくりと、漆と小麦粉混ぜて、接着剤にして、、、、。どうにかこうにか、くっつけました。そうして湿度の高い部屋に置いて、一週間後に次の作業へ、、、、。
、、、、。
、、、、、、、、、、、、。

って長いですよね。長いのです。完成までがとっても長いのです。
しかしながら、金彩の美しさ、割れが模様になる面白さもあれど、僕はこの時間がかかる、手間がかかることにもとっても魅かれています。
すぐにできない=簡単にはできない、という訳ではないと思っているのですが、手間がかかるということは、完成までの工程が色々あるということで、色々あるということは、慣れたら慣れたでもっと色んな可能性やおもしろい表現の世界があるんじゃないかな、という気がしておりまして。
あっという間にできてしまうものは、あっという間に無くなって、違うものに取って代わられてしまうけれど、時間がかかるものは、その工程にたくさんの記憶が一緒に詰め込まれていくからやっぱりいつまでも手放せなくなっちゃう。
いつまでも手放せないものたちと、繕ったり直したりつなぎとめたりしながら暮らしていけたら、どんなに楽しいだろうなーと思ったりしています。

支援

ここ数日、「支援するということ」を改めて考えています。
前回書いたように、支援するならば継続性があるようにしたいですし、支援したお金がちゃんと透明性のある形で使われてほしいです。
支援先がどんな組織や団体なのかも知っておきたいし、どんな人たちが活動されているのかも知りたいし、、、、と思って調べ物をしていると、どんどんどんどん時間が経っていることに気がつきました。
僕は「支援するなら継続性があるように」という言葉に、自分の考え方に捕らわれていたのかもしれません。
支援に何より必要なのはスピードなはずなのに。
困っている人、大変な思いをしている人が「今」いる、その人たちを助けようと動いている人たちが「今」いるのに。
ならば、自分にできることを「今」して、それをしながら考え続け、物事を見続ければいいと思いました。
そうして、間違えたと思ったならば、そこで軌道修正すればいい、と。

現在、ゴーシュ基金から、豪雨災害で支援活動されている熊本支援チーム(以下熊支)という任意団体へ¥10000、ピースウインズジャパン(以下PWJ)という広島県認定NPO法人の「新型コロナウイルス緊急支援」へ¥10000、支援する手続きを進めております。

熊支はジュコさんの熊本出身の友人がFBでシェアしていたことから知り、友人の知人が活動に関わっているとのことから、支援させていただきました。
スマートサプライという支援のプラトフォームがあることも、このことから知ることができました。「必要な人に、必要なものを、必要なだけ」という考え方にとても共感しました。

PWJはtsutaeの展示会でお世話になった渋谷ヒカリエのスペース、aiiima(アイーマ)のチャリティイベントに参加する際、支援先として知ることができました。民間の団体が世界規模で災害、人道支援をしていて、僕が知った限りでは透明性も高く、迅速な対応をしてくださる仕組みが整っていると感じました。
今回は経理の関係で上記のカテゴリーへの支援を進めておりますが、以下の取り組みのような、とても意義深いものがありました。

「新型コロナ抗体大量測定で安心な社会を」 https://donation.yahoo.co.jp/detail/925040

※支援を進めている、という書き方になるのは、ゴーシュ基金にはまだクレジットカードが無く、またATM振込だと記帳に振込先名義が印字されず、履歴を残すための手続きを踏んでいる段階のためです。

僕自身今でも作家として手織りを続けられ、ゴーシュが続けられているのは、紛れも無く社会のおかげであって、そんな社会に暮らすみなさんのおかげであって、ならば少しでも社会貢献がしたい、させてもらいたい、という気持ちから始めたゴーシュ基金。僕は今までどれだけの人に助けられ、おかげさまの人生を重ねてきたのでしょう。ほんの少しでも、世界の循環の一部になれるのならば、こんなに幸いなことはありません。


金子哲雄さん

先日、写真家 幡野広志さんの本を読み、不治の病の末に至った死生観を知り、思い出した方がいます。
流通ジャーナリスト 金子哲雄さん。
41歳、肺カルチノイドで亡くなられたのですが、著書を僕は以前に読んでいたのです。
2010年頃でしょうか。テレビをつければ映っているというくらい目にしていた方で、独特の話し方、声が印象的でした。
正直、特に意識していた方ではなかったのですが、ニュースでお亡くなりになったことを知り、その後書店で目に入った著書の題名が気になり読んでみた次第です。
「僕の死に方 エンディングダイアリー500日」金子哲雄 著(小学館)
今日、ふと思い出して久しぶりに読んでみました。
働き盛りのど真ん中に不治の病を宣告され、死へと向かいながらも働くことを貫き、奥さまと共に生き抜いた金子さん。
生前に、自分が亡くなった後の手配をすべて済ませて旅立たれた金子さん。
そんな金子さんを最後の最期まで支え、寄り添った奥さま。
金子さんの病気が発覚してからお亡くなりになるまでが鮮明に綴られていて、まるでお二人のやり取りが目の前で行われているようでした。
たまらない気持ちになりながら読み切った夕方。
どんな言葉で表していいか分からないのですが、ずっと手元に置いて、またいつかふと思い出した時に読みたい。
そうして、大切な人をもっともっと愛して、家族や関わってくれるみなさんに感謝して、僕なりの精一杯を生き抜きたい。